何が喜ばれる?海外おみやげ事情(第1回)

原材料に気をつけて~インドのおみやげ事情

2014.11.14 Fri連載バックナンバー

 インドに出張したことのある方なら、こんな体験をしたことがあるかもしれない。日本のカレーを本場の人に食べてもらおうと、レトルトカレーを持参したのに、インドの人達に受け取ってもらえずガッカリした……というもの。実は、インド出張時の手みやげや、お世話になったインドの方へのおみやげ選びには、ちょっとしたコツが必要なのだ。

 

口に入るモノは原材料をチェック

 さまざまな民族や異なる宗教が共存する国インド。同じ会社にも異なる宗教を信仰する人々が混在して働いている。よく知られていることだが、ヒンドゥー教徒は牛肉を、イスラム教徒は豚肉を一切食べることができない。また、肉や魚など動物由来の食べ物を口にしない菜食主義者(ベジタリアン)は、一説によれば人口の約7割強とも言われており、中には牛乳や卵、フルーツやナッツどころか、根菜類も口にしない主義の人々もいる。

 だから、「カレーの国の人たちに日本のカレーを試してもらおう」と、市販のカレールーやレトルトパックを持参しても、豚や牛肉の具、ルーに含まれる肉エキスがNGの人がインドには多いので、一般的なカレールーは避けたほうが無難だろう。どうしても日本風のカレーを試してもらいたいという場合は、肉類を一切含まない菜食用カレールーがおすすめだ。

 同様にして、カップラーメンやインスタント食品、スナック菓子にも肉由来の原料が含まれている場合が多い。インドの人へ食料品を差し上げる前には、必ず成分表示を確認してほしい。

 ちなみにこの禁忌には地域差がある。たとえば南インドのゴア州にはキリスト教徒が多く暮らすので、彼らからは「豚や牛肉、アルコールだってOKさ」という答えが返ってくる。相手の宗教を聞くこと自体は失礼にあたらないので、事前に禁忌事項を確認しておくのが賢明だろう。

 

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さとう 葉

さとう 葉

フリーランス・ライター&エディター

海外書き人クラブ所属。東京、インド、台湾を経て、現在タイ(バンコク)に在住。旅では分からない居住者ならではの視点から、様々なメディアに情報発信中。

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