きっとあなたもスポッとハマる! 海外最新スポット(第4回)

一度は見たい”実験建築“~オランダの話題のスポット

2015.10.17 Sat連載バックナンバー

風車だけではない!

 オランダに来たばかりの駐在員が見たがるのは風車。キンデルダイクザーンセ・スカンスといったガイドにある名所は外せない。アムステルダムではボートに乗って運河を巡り、跳ね橋や家並を見学することが多い。もう少し建築通だとユトレヒト郊外にあるシュロダー邸やロッテルダムのキューブ・ハウスを見に行く人もいるだろう。

 もちろんこうしたオランダの建築風景は日本では味わえないのでお勧めだが、オランダの楽しみはそれだけではない。そこで今回は注目の現代建築をとりあげてみたい。なぜならこれらの建築は過去と現代のこの国の思想を知るのに最適だからだ。では心躍るその魅力に迫ってみよう。

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オランダの歴史と建築精神

 「低い国」(Nederland)というのがオランダの正式名称だ。面積の4分の1が海面下という、平らで低い国オランダは、古代から水と戦い水とともに生きてきた。その一番の証拠が風車や運河に代表される干拓の名残である。そのためオランダでは手の入っていない自然が少ない。人工的な自然風景を自分たちで作ってきたのだ。

 一方、オランダ人は17世紀その繁栄をもとに世界に打って出た。海上貿易が盛んで、当時世界の海を席巻したのは彼らだった。長崎の出島を訪れては鎖国時代の日本が交易をした唯一のヨーロッパ国だったことを思い出す人も多いだろう。こうした歴史を反映するように、オランダ人はチャレンジ精神が強く新しいものを好む。

 そしてこの人工美とチャレンジ精神の結晶ともいえるのがオランダ建築の先進性なのだ。今回は時間のない人にもお薦めできるよう、アムステルダム近辺の建築物を選んだ。ぜひ、カメラを片手にぶら歩こう。

 

首都アムステルダムの実験建築

 アムステルダム中央駅の東側に位置する地区は、… 続きを読む

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千夏 夕夜

千夏 夕夜

海外在住ライター

海外書き人クラブ所属。イギリス、イタリア、オランダ、オーストリアに計15年在住の新鋭ライター。専門書の執筆多数。一国に縛られない国際的視点が売りで、欧州人よりも欧州人的らしいとか。定住国の言語と文化の習得をライフワークに、欧州のいまを伝えます。年に一度の帰国時にはスーツケースが各国の名産品でいっぱいになり、再出国時には日本の商品があふれます。

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