元ヘッドハンターの提言、あなたもいつか気付くはず(第3回)

恨みと妬みは自分の成長を妨げる

2014.10.15 Wed連載バックナンバー

 自分が希望するような評価を得られなかった時に誰かを恨んでしまったり、自分よりも成功している人を見るとその人を妬んでしまったりすることはないでしょうか。人は恨みや妬みの感情を抱くと、その場で立ち止まってしまうものです。

 今回は、恨みや妬みは自分の成長を妨げるということについて考えてみましょう。

 

テレビドラマで嫉妬するのは敵役

 「遺恨」と「嫉妬」。この2つは多くの人たちが陥ってしまう感情です。演劇の世界では、古くから恨みと妬みが織りなす人間模様が題材として扱われてきました。

 現代のテレビドラマでは、主人公がライバルから嫉妬を受けながらも成功への道を歩んでいく、というストーリーを目にすることがあります。多くの場合、主人公を妬んでいるライバルが、主人公に勝利を収めることはありません。

 また、刑事ドラマには、長年の恨みを募らせて犯行に走るというストーリーがよく見受けられます。そして、エンディングで主人公の刑事が、「恨む気持ちは分かりますが、それであなたの愛する人が喜ぶと思っているのですか」と諭すと、犯人が膝から崩れ落ちていくというシーンは刑事ドラマの定番と言ってもいいものです。

 言うまでもなく、テレビドラマに出てくるストーリーはフィクションですが、ドラマのシナリオには、私たちの人生においての真理が語られています。

 その真理とは、「恨みや妬みは自分の成長を妨げる」というものです。

 

悲しみは人を強くする。恨みや妬みは……

 よく言われることですが、悲しみは人を強くします。なぜなら、今は亡き愛する人とともに前に進むからです。夏の甲子園で、最愛の母を亡くしたエースが見事に勝利を手にするというシーンが、これまでに何度もありました。

 そのような時、母校を勝利に導いたエースからは、「お母さんと一緒に投げました」という主旨のコメントが聞かれるものです。つまり、この選手はマウンド上でお母さんと2人で戦っていたのです。だから精神的に強くなれたのです。

 悲しみは人を強くします。しかし、恨みや妬みは人の成長を妨げます。なぜなら、恨みや妬みは自分の心の中で増幅していくからです。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

南 武志

南 武志

フリーランサー

広告代理店、PR会社での勤務を経て、広告業界専業のヘッドハンターとして9年間活動。20代から50代までの数多くの転職希望者と本音で語り合った経験を元に、若き組織人への提言をまとめる。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter