元ヘッドハンターの提言、あなたもいつか気付くはず(第1回)

最高の仕事をする人は、お金より「生きがい」を選ぶ

2014.10.01 Wed連載バックナンバー

 はじめまして、南武志と申します。私はこれまで転職のヘッドハンターとして活動し、20代から50代まで幅広い年齢層のさまざまなビジネスパーソンとお会いしてきました。この連載では「あなたもいつか気付くはず」というテーマで、私がこれまでに多くの人とお会いした中で気付いた、充実したビジネスライフを送る為のヒントを紹介していきます。

 第1回目となる今回は、人間はある年齢に達すると、お金より「生きがい」が大事であることが分かる、ということをテーマに、お話しいたしましょう。

 

もっと勉強しておけばよかった

 年を重ねることで気付くことには、どのようなことがあるでしょうか? その1つに、「もっと勉強をしておけばよかった」というものがあります。具体的な例をもとに、考えてみましょう。

 30歳くらいの人に「学生時代にもっと勉強しておけばよかったと思いますか?」と尋ねると、ほぼ全員が「もっと勉強しておけばよかったです」と答えます。しかし、学生時代の青春真っ盛りの頃は、楽をすることばかり考えて、今のうちに勉強しておこうと考える人は極めて少数です。

 身内や先生から「学生の間に勉強しておきなさい」と言われても、「うるさいな」と思う人がほとんどでしょう。自分に忠告をしてくれる人の中には「俺も後悔しているから言っているのだよ」と言う人もいますが、そういう言い方をされると、自由を謳歌している身としては、ますます勉強したいとは思わなくなるものです。

 友人と喫茶店で無駄話しに興じている時間があれば、英会話を覚えたり、法律や会計の知識を身に付けたり、哲学者の思想に触れたりする方が遥かに有益なのですが、残念ながら、そのことに気付くのは社会に出た後です。

 会社という組織に入って、自分の教養の無さを悟らされる場面になった時に、はじめて“勉強しておけばよかった”と感じるのです。

・仕事のミーティングで法律の話しが出てきた時に全く対応できない
・英語ができないことで海外出張のメンバーから外された
・会社の決算書を見てもチンプンカンプン

 このような直接の仕事と関係のあることで、知識の無さを自覚することもあるでしょう。

 「学部が違いますから…」という言い訳もできるかもしれませんが、それでも、自分の中には“もっと勉強しておけばよかった”という思いが出てくるはずです。

 また、会社の上役が有名な哲学者の格言をふと口にした時に、その言葉に対してのフォローができない。お得意さまが大の映画好きなのに、自分は『風と共に去りぬ』や『タイタニック』でさえも見ていないので話しについていけない。というように、コミュニケーションを円滑にするチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。

 そのような時に、“もっと勉強しておけばよかった”と気付くのです。

 

仕事で大切なことはお金よりも生きがい

 上記の例のように、人間はある年齢に達すると分かることがあります。別の言い方をすれば、人間はある年齢に達しないと分からないことがあります。

 たとえば、転職においては35歳がひとつのボーダーラインになります。… 続きを読む

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南 武志

南 武志

フリーランサー

広告代理店、PR会社での勤務を経て、広告業界専業のヘッドハンターとして9年間活動。20代から50代までの数多くの転職希望者と本音で語り合った経験を元に、若き組織人への提言をまとめる。

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