データから読み解く最新ビジネス動向(第1回)

あなたの会社は平均並み?業種別「時間給」ベスト10

2014.11.04 Tue連載バックナンバー

 自社の賃金は業界の水準に照らして適正なのか?労働の対価に過不足はないか?給与を受け取る従業員はもちろん、支払う側の雇用者の立場からしても気になるところではないでしょうか。

 それをはかるひとつの指標となるのが「賃金構造基本統計調査」。厚生労働省が毎年全国の対象事業所に聞き取りを行い、その賃金状況の平均値を集計・公表しているものです。産業別、企業規模別など細かくデータが分かれているため、より自社に近しいケースを参照すれば、賃金の最適解を求める際の参考になるのではないかと思います。

 そこで、最新の調査結果のなかからいくつかのデータを抜粋・集計し、ランキング形式でまとめてみました。

 

最も平均年収が高い業界は「電気・ガス・熱供給・水道業」

 まず、残業代を含む平均賃金と賞与等を合わせた「産業別の平均年収」を割り出してみたところ、上位は次のような顔ぶれになりました。

「産業別・平均年収ランキング(現金給与額+賞与等)」
1位    電気・ガス・熱供給・水道業/684万6,600円
2位    教育、学習支援業/612万1,500円
3位    情報通信業/604万6,300円
4位    学術研究、専門・技術サービス業/600万300円
5位    金融業、保険業/594万7,200円

 ただし、企業の規模別にみるとまた違った結果に。規模別にまとめたランキングが以下の図になります。

 企業規模に関わらず賃金が高いのは「水道・ガスなどのインフラ系」「通信」といったライフラインに関わる業界。また、「教育」や「学術研究」といった分野の賃金も割高です。なお、唯一どの規模でも年収が500万を超えたのが「金融業、保険業」でした。

 まあ、なんとなく順当な感じもしますが、「産業」というくくりは若干ざっくりしすぎていますので、もう少し細かい職種で見ていくとしましょう。

 今度は具体的な職業別に平均年収を算出してみました。ベスト10は以下の通り。… 続きを読む

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榎並 紀行(やじろべえ)

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