最新知識で最大の「資産」を守る 健康情報最前線(第6回)

大丈夫じゃない!本当は危険な感染症に要注意

2014.09.27 Sat連載バックナンバー

 新型インフルエンザについては、メディアでその危険性がたびたび報じられています。でもそれ以外の大半の感染症については、「もう薬があるから大丈夫」と考えていませんか? はしかや結核、風疹などに対しては、たしかにワクチンや治療薬がありますが、その危険性は実は年々高まっています。

 

はしか輸出国から2014年は輸入国へ

 危険が残る感染症として最初に取り上げるのは、はしかです。2014年はまたしても流行の気配があり、2月時点での患者数が昨年1年分の半数を超えています。今回のはしかはどうやら、フィリピンからの輸入が大半を占めている様子。感染者の大半からフィリピンに多いB3型と呼ばれるワクチンが検出されています。

 過去の病気、という印象が強いはしかですが、感染力はインフルエンザよりはるかに強く、体育館の隅にはしかの生徒が1人いるだけで、全員に発症リスクがある、というほど。初期症状は風邪に似ており、その後、全身に発疹が出るのが特徴。1,000人に1人程度が死亡するといわれていて、2012年には世界中で12万2,000人がはしかによって死亡しています。

 実は2007年にも大流行があり、多くの大学が休校しました。このときの感染者は、実に約8割が29歳以下の若者でした。これは年代によって免疫に差があるため。はしか予防にはワクチン接種がよく効き、2回打てば、ほぼ一生大丈夫、と思われていました。ところが、はしかの患者が減ると、日常生活の中でウイルスと接して免疫を強化する機会がほとんどなくなってきたため、ワクチンを打った人でも免疫力が弱まり、感染するようになってしまったのです。… 続きを読む

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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