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坐るだけで寿命が縮む!?スクリーンタイムに要注意

2014.08.03 Sun連載バックナンバー

 テレビやパソコンの前で過ごす時間が1日2時間未満の人と4時間以上の人を比べると、4時間以上の人では脳卒中や心臓発作のリスクが2倍以上も高くなります。またダイエットの失敗に直結することもわかってきました。坐り仕事の人は、食事や仕事中の行動などに気を使うことでこのリスクを下げることができます。

 

2時間坐るだけで血液に変化が

 スクリーンタイムが研究に与える影響を調べたのは、英ロンドン大学の研究チーム。発表によると、スクリーンタイムが1日4時間以上の人は、2時間未満の人に比べて、あらゆる死因の死亡リスクが48%も高かったそうです。また、心臓発作や脳卒中、心不全を発症するリスクは125%も高いという恐るべき結果が出ています。

 スクリーンタイムが身体に悪い理由の一つが、ずっと坐っていることにあります。同じ姿勢で坐り続けることで、圧迫された脚がうっ血を起こし、血栓が発生しやすくなるのです。その極端な例が、飛行機に長時間乗っている乗客がしばしば発症する「エコノミークラス症候群」です。脚にできた血栓が、肺動脈などに移動して詰まり、呼吸困難などを引き起こす病気です。

 これほど大きな症状が出ればすぐに気がつきますが、脳の小さな血管に詰まった場合などは、長く症状が現れないことがあります。坐り仕事を続けると、そんな血栓が身体のあちこちにひそむようになり、最終的には心臓や脳に大きなダメージを与えることがあるのです。

 実は、坐り続けることで発生する身体への影響は、一般に考えられているよりもかなり高めです。健康な若者を一般的なオフィスと同じような温度、湿度の部屋に入れ、しばらく坐ったままでいた後に血液を調べた実験では、たった2時間で… 続きを読む

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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