経営者が知っておきたいビジネス理論入門(第10回)

どんな企業にもできる4Eに基づく新製品開発とは?

2014.06.09 Mon連載バックナンバー

 カスタマーエクスペリエンスの最終回は、どんなレベルの企業でもできる4Eに基づいた具体的なプロダクト設計についてお伝えしていくことにしましょう。

 

4Eに基づく具体的なプロダクト設計方法とは?

 カスタマーエクスペリエンス戦略の中核をなす“4E”は、かなり高いレベルで洗練されたフレームワークといえます。

 そして、この4Eに基づいて実際に商品開発を行えば、“究極の顧客体験”を提供するために重要なプロダクト要素を体系的に引き出すことが可能になります。

 もちろん、4Eはディズニーやアップルなど大企業におけるプロダクト戦略で大きな効果を発揮しますが、経営資源に乏しい中小企業やベンチャー企業においても有効な手段となるでしょう。

 たとえば、今回は非常に小規模なビジネスともいえるセミナー事業において、4Eを活用して“究極の顧客体験”を提供するためのプロダクト設計をステップバイステップでおこなっていくことにしましょう。

 まず、4Eの一番最初のEはEducation、すなわち“教育”です。人は学ぶことを通して様々な気付きを得ることとができます。そして、学ぶことによって自分の世界が広がっていくことに喜びを感じるものです。

 つまり、プロダクトに学びの要素が含まれていれば、顧客の知的好奇心を刺激して、体験価値が高まっていくといえるでしょう。

 そこで、セミナーを設計するためには、学びの要素をふんだんに詰め込む必要があります。もちろんセミナーとはもともと学びの場であることを前提とすれば、このEducationの要素は特に入念に検討すべきでしょう。

 そして、盛り込む知識だけでなく、学んだ知識を活用して受講者の仕事や生活を豊かにするプロセスが具体的にイメージできるストーリーを考えながらプロダクト設計を行うといいでしょう。

 続いてのEは… 続きを読む

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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