あの企業が採用した理由はここにあった!(後編)

Google Appsとの連携が企業にもたらす効果とは

2015.03.13 Fri連載バックナンバー

 前回、Google Apps for Workの魅力についてお話を伺った株式会社グーグルの杉水流智之氏、そして津谷由里氏に加え、NTTコミュニケーションズ、ボイス&ビデオコミュニケーションサービス部 UCaaS&Conferencing PT 担当部長の高山充氏に、企業におけるコミュニケーションツールの活用などについてお話を伺いました。

 

単なる音声のIP化から一歩進んだサービスを提供

――まず、企業内のコミュニケーションツールがどのように変わってきたのか、実際にお客さまとお話されている中で感じられている印象を教えてください

高山氏:大きな流れとして、自社で資産としてPBXを持って運用するのではなく、クラウド側にあるPBXの機能を利用する、そして内線と外線の双方をIP化するという方向性があります。とはいえ、これらを実現するサービスは今に始まったのものではなく、実はNTTコミュニケーションズでは、PBXの機能をサービスとして提供するIPセントレックスサービス(※1)を2004年から提供していました。

 このIPセントレックスサービスは、そのほかの通信事業者やシステムインテグレーターなどさまざまな企業が提供していましたが、当時は普及するというレベルには至りませんでした。その要因としては、お客さまのコミュニケーションを変えるというよりも、単に音声システムをIP化するということに終始していたからだと思っています。当時のお客さまから言われたのは、「IPになれば通話料が安くなるんだよね。でも使い方は変わらないんだね」といったことでした。つまりコミュニケーションや働き方は何も変わらず、コストダウンしかメリットがなかったので、お客さまにそれほどベネフィットを感じていただけなかったのです。

 そのような中でも我々は脈々と同様のサービスを継続し、単なる音声コミュニケーションのIP化に留まらず、もう一歩先に進めないかという考えの中で生まれたのが「Arcstar UCaaS」というサービスです。IP電話に加え、ボイスメールやインスタントメッセージ、プレゼンス機能などを統合し、クラウド型で提供するサービスになっています。

※1 IPセントレックスサービス:内線/PBX機能とIP電話発着信機能をネットワークサービスとして提供するIP電話サービス

 

Google Apps for WorkとシームレスにつながるArcstar UCaaS

――スマートフォンの普及も、企業のコミュニケーション環境に大きな変化を与えていますよね

高山氏:そうですね。ここ1、2年で、会社や自分のパソコン、スマートフォン、タブレットと複数のデバイスを使い分ける状況にガラッと変わりました。それにより、いつでもどこでも会社と同じ環境を使いたいというニーズが急激に高まってきたのです。そこで我々も、クラウドの音声サービスにモビリティという切り口を加えて、お客さまにご提案するようになっています。

 また、実際にご提案するお客さまが、「Google Apps for Work」を利用されているケースも非常に増えています。そのようなお客さまは、これまで音声とメール、あるいはスケジュール共有のためのグループウェアなど、これまで別々に考えられてきたものをコミュニケーションツールという枠組みでシームレスに捉えられているようです。ですから、Google Apps for Workと、我々のArcstar UCaaSをシームレスに使っていただくソリューションを提供すれば、お客さまにとってベネフィットが大きいのではないかと考えています。

――Google Apps for Workと外線通話のためのソリューションをつなぐというのは、以前からあったのでしょうか

杉水流氏:まったく無かったわけではありませんが、ここにきて急速に立ち上がりつつあるという印象です。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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