ビジネス環境の変化にいかに対応していくかがカギ!

将来を見据えて取り組むワークスタイル変革

2014.09.24 Wed連載バックナンバー

 国内で企画したものをアジアで生産してアメリカ市場で売る、このようなビジネスのグローバル化が多くの企業において進められています。一方国内に目を向けると、少子高齢化の影響から思うように人材を集められず、ビジネスに支障を来しているといったケースも少なくありません。「ワークスタイル変革を考えるとき、このようなビジネス環境の変化を意識しなければならない」と話すのは、株式会社アイ・ティ・アール(ITR)の代表取締役である内山悟志氏です。ここでは、これから企業を取り巻く環境がどのように変化していくのか、それを踏まえてワークスタイル変革をどのように実現すべきかを内山氏に伺っていきます。

 

将来の働き方を考える上でキーワードとなる「トライブ」と「予測市場」

 多くの企業がグローバルにビジネスを展開するようになったり、優秀な働き手を確保するための雇用のダイバーシティ化を推進したりするなど、企業を取り巻く環境は常に変化を見せています。こうした新たな経営環境に対応するため、多くの企業が取り組むべき施策の一つとして挙げているのが「ワークスタイルの変革」です。IT調査とコンサルティングサービスを提供しているITRの代表取締役である内山悟志氏は、「企業には組織横断的な視点で『将来の働き方』を描くことが求められている」とした上で、それを考える際のキーワードとして「トライブ」と「予測市場」の2つを挙げました。

 「トライブ」とはもともと「部族」という意味で、セス・ゴーディン氏が『トライブ~新しい“組織”の未来形』(講談社刊)という書籍で示した将来の組織形態を指します。「昔ながらの伝統的なピラミッド型の組織ではなく、FacebookやTwitterでのつながりのように、もっと縦横無尽に連携する組織形態になるという予測であり、これからの組織の在り方を考える上で非常に参考になります」(内山氏)。

 「予測市場」というのは、経営者や専門家が企業の将来を決定するのではなく、投資案件やアイデアを社内の仮想的な市場で株式のように売買し、市場原理を反映した意識決定を行う手法であり、ドナルド・トンプソンが『普通の人たちを予言者に変える「予測市場」という新戦略』(ダイヤモンド社刊)で示しました。この考え方について内山氏は「現状では突飛な発想のように思えますが、これからの意思決定を考える上での示唆に富んでいます」と語ります。

 

自前主義の限界を突破するために広まるトライブ化

 この2つのキーワードを踏まえつつ、社会や産業、事業、会社組織がどのように変わるのかについて、ITRでは7つの予測を立てています。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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