活気づくUC市場、選択のポイントとは

Cisco vs Microsoft!クラウド型UCの賢い選び方

2014.07.11 Fri連載バックナンバー

活気づく「ユニファイドコミュニケーション」市場

 仕事上の「コミュニケーション」を効率的に行える環境をいかに構築するかというのは、近年の企業ITでホットなテーマのひとつだ。

 ITの進化に合わせ、企業はさまざまなコミュニケーションツールを導入してきた。ビジネスホンやFAXに始まり、近年では電子メールやWeb会議、チャットといったツールも多く使われるようになった。さらにVoIP(IP電話)や社内SNSなども広がりを見せている。スマートフォンの普及や、モバイルワーク、テレワークへの関心の高まりとも相まって、今後も新たなツールの導入を行う企業は増加していくと見られる。

 これらのツールは、コミュニケーションコストの削減や、従業員の生産性の向上を目的として導入される。一方、企業内に導入されるツールの数や種類が増えると、それらを統合することで、コミュニケーション効率をさらに高め、インフラにかかる管理コストを削減したいというニーズも生まれる。そこで注目を集めているのが、複数のコミュニケーションツールを、統合されたシステム上で利用できるようにする「ユニファイドコミュニケーション(以下、UC)」のソリューションである。

 UCソリューションへの関心の高さを示すデータとして、IDC Japanが発表した、同市場に関する調査レポートがある。それによれば、2013年の国内UC/コラボレーション市場規模は、前年比3.9%増の2,052億5,200万円だった。さらに、2013~2018年の同市場の年間平均成長率を2.9%、2018年の市場規模を2,369億7,200万円だと予想している。

 こうした市場成長の背景にある重要なポイントが、ベンダーや通信事業者によるUCツールのクラウド化が加速している点だ。自社運用の古いPBXをリプレースするタイミングで、導入コストや運用管理の手間が少ないクラウドベースのUCへ移行を図る企業も増えている。

 それにつれて、クラウドUCに参入する事業者もまた増えており、選択肢は充実が進んでいる。一方で、導入を考えている企業にとっては、多くUCサービスの中から、どれを選ぶのがふさわしいか、という悩ましい状況も生まれている。

 ここでは、UC分野の2大ベンダーである「Cisco Systems(シスコシステムズ、以下シスコ)」と「Microsoft(以下、マイクロソフト)」のソリューションを例にとり、それぞれの特長と、どのような企業にとってメリットがあるのかを紹介したい。

 なお「UCとは何か」という根本的な話、またはUCで提供されるツールとそのメリットについては、過去の記事で詳しく解説しているので、ぜひそちらも併せて読んでほしい。

【Bizコンパスで過去に取り上げたUCの記事】
働き方に変革をもたらす「UC」、その実力を知る
クラウド型の登場で全社共通の「UC」導入が容易に
統合されるコミュニケーションとコラボレーション

 

違いはそれまでに歩んできた経緯

 シスコもマイクロソフトも、これまでにないコミュニケーション方法の実現をUCで目指す、という点では共通している。しかしそれぞれが提供するUCソリューションは異なる特徴を持っている。その最も大きな違いは、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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