企業はスマートデバイスをどう管理するべきか

リスク対策はここが肝!スマートデバイスの安全活用

2014.03.11 Tue連載バックナンバー

スマートデバイスのビジネス利用で配慮すべきリスク

 具体的な数値を挙げるまでもなく、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスの利用は拡大を続けている。まだまだ主体は個人レベルでの利用といえるが、いわゆるBYOD(Bring Your Own Device)の実現により、企業でも社員の私物端末をうまく取り込むことで、端末コストを抑えつつ、スマートデバイスのビジネス利用を実現しようという動きが今後は活発化しそうだ。

 ただ、スマートデバイスを企業のネットワークやシステムに参加させる際に、大きな障壁となるのがセキュリティだ。これまで企業においては、クライアントといえば、ほとんどの場合、Windows PCのみを考えればよく、管理を行うための環境・体制も整備されていたに違いない。しかし、スマートデバイスの場合は、既存のセキュリティポリシーをそのまま踏襲できない可能性が高い。企業で一括導入を行うのであれば、最近ではWindows 8.1搭載タブレットという選択肢も浮上してきたが、BYODの場合は、Android、iOSなどのスマートフォン/タブレットもカバーすることが必須といえるだろう。

 何の手立ても講じずにスマートデバイスをビジネス利用する際に生じうるリスク。それは、企業によるセキュリティの管理下にないPCを利用する場合とほぼ同じだと考えればいい。つまり、端末の盗難・紛失、あるいはウイルス感染に起因する情報漏えいやネットワーク/システムへの不正アクセスなどである。特にスマートフォンの場合には盗難・紛失の危険性が高く、しかも、たとえば、アドレス帳の参照、電話発信機能を利用した“盗聴器”化など、電話機としての機能を悪用した、まったく新たな脅威が生じうることも十分に考慮すべきだ。

 スマートデバイスを管理する際には、当然ながら携帯電話と同じ括りではなく、あくまでもPCと同等、ある意味ではそれ以上の通信機能を持つ端末として考慮しつつ、新たなセキュリティポリシーの策定、セキュリティ対策の徹底に取り組む必要があるといえる。

 

スマートデバイスの利用者が実施すべきリスク対策

 通常、スマートデバイスには大量の情報が保存されており、それ自体が個人情報の塊だといってもいいだろう。そのため、個人的に利用する端末であっても、盗難・紛失やウイルス感染による損害は非常に大きく、ビジネス利用の場合に至っては、企業全体にダメージを与える可能性がある。そうした事態を防ぐためには、いうまでもなく、まず、各社員に対して、スマートデバイスやそのセキュリティに関するリテラシー向上を図ることが重要となる。

 具体的には、… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

キーマンズネット

キーマンズネット

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter