スマートフォンを業務で利用している企業必見!

知っておきたい!スマートフォン管理の最新トレンド

2016.11.18 Fri連載バックナンバー

 スマートフォンをはじめとするモバイルデバイスを管理する上で、欠かせないのがMDMです。適切な管理の実現とセキュリティの強化を果たすため、MDMではさまざまな機能を提供しています。このMDMが持つ機能をあらためて解説するとともに、昨今注目を集めているMCMについても紹介します。

 

スマートフォンの安全な活用をサポートするMDM

 メールの送受信やグループウェアで管理しているスケジュールの確認、あるいはSalesforce.comに代表されるクラウドサービスへのアクセスが外出先でも可能なスマートフォンは、ビジネスシーンにおいても欠かせないモバイルデバイスとなりつつあります。さらに最近では、さまざまなMVNOから格安SIMが登場しており、低コストで導入できるようになったことも企業にとってはうれしいポイントでしょう。

 このように便利な一方、意識しなければならないのは情報漏えい対策です。スマートフォンはどこでも気軽に持ち運べるため、盗難や紛失による情報漏えいのリスクを無視できません。第三者による不正利用を防ぐために、Android端末やiPhoneには端末のロック機能を備えていますが、肩口から入力内容を盗み見るショルダーハッキングなどにより、パスコードが流出するといったことも考えられます。

 また、クライアントPCと同様にスマートフォンが適切に利用されているかどうかを管理することも必要でしょう。具体的には、OSのバージョンや端末の利用状況などといった情報の取得や、業務に無関係なアプリの利用を禁止するといったことが挙げられます。昨今ではGoogle PlayやApp Storeといったアプリ配信マーケットで不正なマルウェアが提供されるケースもあるため、業務に無関係なアプリのインストールを禁止することはセキュリティ対策を考える上でも重要です。

 こうしたセキュリティ対策や端末の管理を実現するためのソリューションとして、多くの企業で使われているのがMDM(Mobile Device Management)です。スマートフォンを安全かつ適切に利用するための機能を提供する製品・サービスであり、スマートフォンのビジネス利用では欠かせない存在となりつつあります。

 このMDMの代表的な機能が「リモートワイプ」や「リモートロック」と呼ばれる機能です。リモートワイプは遠隔操作によって端末を初期化(データの削除)を行うための機能であり、スマートフォンを第三者の手に渡った際に利用することで、保存されている機密情報が第三者に盗み見られてしまうことを防げます。このリモートワイプと同様に、遠隔操作で強制的に端末をロックするのがリモートロックです。パスコードとは別に解除コードを設定することができるため、パスコードが流出した場合でも第三者による不正利用を防止できます。

 なお、リモートワイプやリモートロックはインターネット経由で行われるため、スマートフォンを入手した第三者がインターネット接続をオフにしてしまうと、データの削除やロックは実施されません。スマートフォンの紛失や盗難による情報漏えいに有効な機能であるのは事実ですが、決して絶対ではないことを理解しておくべきでしょう。また深夜にスマートフォンを紛失した場合にどう管理者に連絡するかなど、運用ルールも検討しておく必要があります。

インターネット経由で行われる「リモートワイプ/リモートロック」

 

柔軟なスマートフォンの業務利用を実現するアプリケーション配信・管理

 リモートロックやリモートワイプ以外にも、MDMには重要な機能があります。その1つがスマートフォンで利用するアプリの配信・管理です。多くのMDM製品でGoogle PlayやApp Storeの利用を禁止するための設定が可能なほか、業務で利用するアプリを配信する仕組みも提供されています。これらの機能を組み合わせれば、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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