無料サービス利用がセキュリティ事故を招く!?

野放し厳禁!使えるファイル転送サービスの選び方

2016.08.12 Fri連載バックナンバー

 あなたの会社では、大容量のファイルをどのように渡していますか。かつてはUSBメモリーやDVD-Rに保存して手渡し・郵送するなどが一般的でしたが、いまではインターネット上で提供されているファイル転送サービスを使っているケースが多いのではないでしょうか。このようなサービスを選ぶ際にポイントとなっているのが、「無料サービス」か「有料サービス」か、という点です。それぞれメリットやデメリットがありますので、最適なファイル転送サービスを選びたいものです。

 

無料のファイル転送サービスは容認すべき?

 キーマンズネットの調査によると「無料もしくは有料のオンラインストレージを使っている」と答えた企業は約3割に達し、利用目的は「共用ディスク」(50%)に次いで「ファイル転送」(44.7%)が高い数値を占めています。一方で100名以下の中小企業では「企業で指定されていないがサービスを利用している」が約2割にのぼり、シャドーIT化したサービス利用が黙認されている現状が見受けられます。

オンラインストレージサービスの利用状況

 オンラインストレージ、とりわけ「ファイル転送」の用途では、現在、無料サービスが数多く提供されています。ついつい「無料な上、便利なので使っている」もしくは「社内利用を黙認している」方もいらっしゃると思いますが、企業で利用する場合はいくつかの注意が必要です。まず、無料サービスのメリットは「無料で使えること」「不特定多数の誰にでも送れること」にあります。このメリットが大きなリスクにつながることを十分に理解しておくべきでしょう。

 これまで無料ファイル転送サービスの利用による大きな被害は出ていないから安全と決めつけるのは、早計です。万一情報漏えいやウイルス感染などの被害が出たときに、サービス提供者は一切の責任を負わず、すべて自己責任になることを覚えておくべきです。また誰にでもファイルを送れるという利便性は、裏を返せば誤送信の一因となり得ます。さらにサービス品質も保証されていないため、回線が込み合う時間帯にはなかなかファイルが送れないといった使い勝手への不満も起こり得ます。もちろん、これは無料サービス自体が悪いわけではなく、ビジネスにおいて利用する場合、使う側が無料であることのリスクをわかった上で利用すべきなのです。企業の安易な利用や利用の容認は、いま一度見直すべきでしょう。

 

多くの企業が有料サービスを使う理由

 現在、多くの企業で有料ファイル転送サービスの導入が進んでいます。セキュリティ意識の高い企業の大半がセキュリティポリシーで無料サービスの社内利用を禁じており、社内で指定した有料サービスの利用を義務化しています。なかでも… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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