高いセキュリティレベルのモバイル環境を実現!

ひまわり生命が選択したシンクライアント基盤構築法

2015.07.31 Fri連載バックナンバー

 昨今、企業や公共機関のセキュリティ意識は格段に向上し、対策もより強固になっています。しかし、攻撃する側の手口も巧妙さを増し、不正アクセスなどによる情報漏えい事故は依然あとを絶たない状況です。中でも金融・保険業界では高いセキュリティレベルが求められますが、その一方で、業務効率を向上させるためには営業スタッフが社外からアクセスできるモバイル環境が不可欠です。今回は、保険業界においてこの課題を解決した事例を紹介します。

 

シンクライアントによるセキュアなモバイル環境構築が急務に

 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社(以下、ひまわり生命)は、1981年にアイ・エヌ・エー生命保険として設立。以後、商号変更や合併などを経て、現在は損保ジャパン日本興亜グループ(SOMPOホールディングス)の中で高い成長性を有する生命保険事業を担っています。「笑顔を、まもる。」という企業スローガンのもと、個人向けの医療保険、がん保険、死亡保険、こども保険、年金保険のほか、法人向け商品も提供。中でも2014年に発売した医療保険「新・健康のお守り」は、提供開始から11カ月で約30万件の契約を達成するヒット商品となっています。

 同社は、120の営業店、約1,700名の営業スタッフによって全国的に営業活動を展開しています。以前は、ノートPCのドライブ上にデータを保存し、日々の営業活動に活用していました。パスワードでガードしているものの、万一端末の紛失や盗難といったトラブルが発生した場合、情報が流失してしまうリスクを抱えていました。

 情報システム部長の天満光生氏は、営業職員が社外からセキュアにアクセスできるモバイル環境構築に着手した背景を総括します。「課題は大きく2つありました。1つはセキュリティです。保険会社は膨大な顧客の個人情報を保有しており、情報漏えいのインシデントを決して起こさないよう、高いセキュリティ環境を構築することが求められます。もう1つは業務の効率化です。以前は、営業職員が社外で使用するPCから社内システムにアクセスできるようなモバイル環境が整っていませんでした。その結果、社外から営業アシスタントに電話で問い合わせたり、一旦オフィスに戻って情報を確認したり、メールの送信を行ったりするなど、決して効率的とは言えない業務スタイルだったのです。この2つの課題を同時に解決するのがシンクライアントで利用できるモバイル環境の構築でした」

 

同一データセンター内でコロケーションとホスティングを併用

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Bizコンパス編集部

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