IT実務者のための「クラウド丸わかり」ガイド(第1回)

貴社も例外ではない!?ネットワークは突然遅くなる

2013.12.06 Fri連載バックナンバー

 “通信が遅い、繋がらない……”など、ネットワークに何らかの課題を持つ企業は多い。だが、それをどう解決すればよいかわからず、そのままにしている企業も多いだろう。ネットワークに問題が生じてから対応するのでは、ビジネスに大きな悪影響が出てしまう。その危険を食い止めるにはどうすればよいのだろうか?

 

データセンターに移行、回線も増速したのに、突如通信がストップ

 製造業を営むA社の例を見てみよう。本社と支社をWAN(広域通信網)で接続しているA社は、災害対策とコスト削減を同時に実現するために、業務サーバーとインターネット接続を、データセンターに集約した。

 ところが、突如、ネットワークが遅くなり、業務通信が行なえなくなった。インターネット回線を2Mbpsから10Mbpsに増速したにもかかわらず、だ。原因はさっぱりわからない。センター拠点の回線が混雑しているのだろうか。回線をさらに増速するにしても、工事には時間がかかる。工事が終わるまでの間、ネットワークは遅いままだ。結局A社は、遅くなったネットワークをどう解決したらいいのかわからず、しばらくの間、遅いままで利用し続けるしかなかった。

 A社のように、ネットワークに問題を抱える企業は少なくない。上記のように「データセンターに集約したら遅くなった」のほかにも、「毎週月曜日の朝にネットのつながりが遅くなる」「昼間にIP電話の音声が途切れる」「テレビ会議の映像や音声が乱れる」といった例も起こりやすい。ある企業では、テレビ会議の映像が途切れないよう、会議中はメールを始めとするデータ通信を一切行なわないようにしているという。

 しかも、「ネットワークの帯域を増強しても、快適に通信できない」「増やしてもすぐに調子が悪くなってしまう」など、回線を早くするための対処をしたのにもかかわらず、結局は改善されていない例もある。一体、どうすればよいのだろうか?… 続きを読む

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百瀬 崇

百瀬 崇

シピン

フリーライター。ITとビジネス全般を中心に取材・執筆活動を行う。特に情報通信業界での取材経験が豊富で、クラウドコンピューティングやスマートデバイスなどの記事をWebサイトや雑誌などで数多く発表。

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