デジタル時代のビジネス創造を考える(第4回)

“日本をもっと健康に”を追求!タニタの新しい挑戦

2016.08.17 Wed連載バックナンバー

 我が国は本格的な高齢化社会を迎えようとしており、健康の維持・増進への意識はますます高まりつつあります。企業経営においても社員の健康管理の重要度が高まると同時に、健康をキーワードにした新しいビジネスの機会も生まれています。

 体組成計や活動量計などの健康計測機器メーカーとして知られるタニタは、計測機器にインターネットやヒューマンサービスを連携させた新しい健康サービスを創出。自治体や企業の健康づくりを支援するサービスとして幅広く展開しています。今回はタニタグループでサービス事業を担うタニタヘルスリンクに、その取り組み内容や導入事例、ビジネスの展望などについてお話を伺いました。

 

「健康をはかる」から「健康をつくる」へ

 1959(昭和34)年、株式会社タニタ(当時、株式会社谷田製作所)は、体重計の製造を開始。以来、体重計から体脂肪計・体組成計、血圧計、歩数計・活動量計など、「健康をはかる」さまざまな計測機器の提供を通じて、日本人の健康管理のサポートを行ってきました。そして現在は、「日本をもっと健康に」という理念のもと、健康計測機器を進化させることに加え、健康づくりを推進する多彩なサービスを展開しています。

 このような活動を続けるタニタグループにあって、健康管理サイトやアプリケーション、データ連携、ヒューマンサービスなど、ソフトウエア領域の事業を展開している企業が、2007年に設立された株式会社タニタヘルスリンクです。同社はITなどに関する高い専門性を駆使して、タニタが培ってきた健康づくりのノウハウをサービスという形で企業や自治体、個人に提供しています。イノベーション担当として取締役を務める坂下壮太郎氏は、同社の事業の特色を説明します。

 「私たちは、タニタの健康計測機器というハードウエアと、Webサイトやアプリケーションを用いた健康管理サービス、管理栄養士・健康運動指導士などによる健康指導や計測イベント、健康セミナーなどのヒューマンサービスという3つの軸を有機的に連携させて、皆さまの健康づくりをサポートしています。タニタは『健康をはかる』から『健康をつくる』へと企業ドメインをシフトしており、計測という領域から一歩進んで、サービスによる健康創造という新しいフィールドへ踏み込んでいます。個人向けのサービスを発展させ、企業や自治体へ“B to B to C”のサービスを提供することで、より多くの方々へ健康管理サービスをお届けできる仕組みができています」

 

社内で実証したプログラムを企業や自治体に展開

 タニタは、「食事」と「運動」と「休養」をバランス良く取り、からだの変化をはかって可視化することで健康的なからだづくりができると考えています。「はかる」をスタートポイントに、「わかる→気づく→変わる」という健康づくりのPDCAサイクルを正しく回していくことが重要です。そのために… 続きを読む

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Bizコンパス編集部 /NTTコミュニケーションズ株式会社 永松 慎二

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