IoTに熱い視線!「Interop Tokyo 2016」(後編)

エバンジェリストが語る!IoTのセキュリティ対策

2016.06.23 Thu連載バックナンバー

 製造現場における課題の解決策として、あるいは新たなサービスを実現するためのキーテクノロジーとして、多くの企業がIoTに真剣に取り組み始めています。しかしサイバー攻撃のリスクを考えると、本格的な取り組みについては躊躇しているという企業も多いでしょう。この問題の解決策はあるのでしょうか。IoTのセキュリティ問題について詳しい、NTTコミュニケーションズの境野哲氏が登壇した「Interop Tokyo 2016」の基調講演の模様から、その答えを探ってみましょう。

 

日本企業がIoTに注目する理由

 6月8日から6月10日の3日間、幕張メッセにて「Interop Tokyo 2016」が開催されました。今年の注力キーワードとして挙げられていたのは「SDINFV」と「セキュリティ」、そして「IoT」です。実際、展示会場では多くの企業がIoTに関連した製品やサービスを紹介していたほか、基調講演でもIoT関連のセッションに多くの人たちが集まっていました。ここでは、NTTコミュニケーションズのIoT・エバンジェリストである境野哲氏が行った、「通信キャリアの視点から見た『IoTセキュリティ』の課題と対策の方向性」と題した基調講演の模様をレポートします。

 講演の冒頭、境野氏はIoTに対するニーズとして、重要インフラの防災対策や業務効率化のためのセンサーやロボットの活用、省エネや省資源の実現が大きいと現状の実感を話しました。そして特に日本においては、遠隔監視に対する期待が高まっていると続け、その背景を次のように説明します。

「特に日本の場合、高度成長期に作られた設備が老朽化して事故の危険性が高まっているほか、設備が分散していて管理コストの負担が重くなっているといった課題があります。そこでIoTをうまく活用し、管理業務の効率化や遠隔監視の実現に向けた動きが活発化しています」

 

ネットワークにつながれた多くのデバイスが攻撃対象に

 当然、IoTに取り組んでいるのは日本だけではありません。特にドイツでは「Industrie 4.0」と呼ばれる施策の中で、IoTをはじめとするテクノロジーを活用して製造業を変革する取り組みを推進しています。これらのIoTの活用を進める上で、大きな壁として立ちはだかっているのが… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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