東日本大震災から5年、BCP対策の最新事情(第5回)

災害に強い働き方をオフィスやコンタクトセンターに

2016.03.11 Fri連載バックナンバー

 クラウドの普及やモバイル回線の発達により、これまで以上に柔軟な働き方を実現できる環境が整いつつあります。また、こうしたテクノロジーの活用は災害対策としても有効です。前回の「災害にも強いワークスタイルを実現するために」では、基本的な考え方や必須要件について解説しました。ここでは、DaaSやIP電話、あるいはユニファイドコミュニケーションを活用し、災害に強いワークスタイルを確立するためのポイントや、顧客とのコミュニケーションに欠かせないコンタクトセンターにおける災害対策などについて解説します。

 

柔軟な働き方がもたらす情報漏えいのリスク

 事業のさまざまなプロセスでITの利用が前提となっている現在、システムを災害からどのようにして守るか、そして万一被災した場合にどれだけ迅速に復旧するかは重要なポイントでしょう。ただし実際に災害時にITを利用することを考えた場合、システムへアクセスするために、個々の従業員が利用するクライアントPCへの配慮も欠かせません。

 昨今であれば、多くの企業がクライアントPCとしてノートパソコンを採用しているため、それを普段から持ち歩き、災害時には自宅からインターネット経由でシステムに接続するといった形を採ることで災害対策を講じることができます。しかし、ここで意識せざるを得ないのが情報漏えいです。

 以前のように大きくニュースとして取り上げられる機会は減っていますが、オフィスから持ち出したノートパソコンの紛失や盗難による情報漏えいは今も発生し続けています。このリスクを回避するため、ノートパソコンの持ち出しを制限している企業は少なくないでしょう。

 

災害対策と情報漏えい対策を両立するDaaS

 そこで昨今広まっているのが、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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