人工知能(AI)はビジネスにどう活用されるのか(第7回)

自動化から自律化へ!AI活用のステップアップ

2016.07.13 Wed連載バックナンバー

 「業務改善を進めるには、それに関わるできるだけ多くの人がイノベーションを起こせるようになる必要がある」と、「イノベーションの民主化」の重要性を説くのは学生時代にIoTやAIを研究し、一度は離れたものの、今、再び携わるようになったコンサルタントの阿部隆一氏です。誰もが使える人工知能(AI)によるビジネスの変革。最新のAIの進化にも触れながら、前編「プログラミングは不要?イノベーションの民主化とAI」に引き続き解説していきます。

 

AIの進化~「自動化から自律化」へ

 前回、人工知能(AI)の一例として「エキスパートシステム」を解説しました。昨今、ディープラーニングをはじめ機械学習が注目されたため、AIというと人間がアルゴリズムを考えることなく勝手に学習し、極めて高度な判断を自動的に行ってくれるものなどとイメージしがちですが、実はもっと裾野が広い分野です。たとえば、人工知能学会では、人間がアルゴリズムを作成するエキスパートシステムはもちろん、音声認識や画像認識、自然言語理解、情報検索などがAIの研究分野であると定義しています。つまりAIは極めて幅広い技術なのです。

 一方でAIは大きく「強いAI」と「弱いAI」に分類されると言われています。強いAIは「真に知能のある機械」、弱いAIは「知能があるようにも見える機械、つまり、人間の知的な活動の一部と同じようなことをする弱いAI」とされています。強いAIはまさにSFの世界で、人間と同じように知性が宿るとされています。一方、現在盛んに研究が行われているのは弱いAIの分野であり、いわば特定の問題を解決することに特化した機械であると言えます。

「人工知能(AI)」の定義

 阿部氏はこのようにAIの定義を紹介した上で、今後は「自律化」がキーワードになると語りました。

 「これまでは処理を自動化することに主眼が置かれていました。たとえばエキスパートシステムでは、そのために人間があらかじめアルゴリズムを作り、それに則ってコンピューターが自動で判断できることを目指したわけです。しかし技術の進化によって、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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