世界の潮流に乗り遅れるな!海外進出のための手引き(第4回)

アジア各国へのハブ拠点、シンガポールが果たす役割

2015.12.22 Tue連載バックナンバー

 アジア各国へのアクセスのよさや、政府による手厚い支援が受けられることから、多くの企業がアジア地域の統括会社を設置しているのがシンガポールです。今回は2002年にEPA(Economic Partnership Agreement/経済連携協定)を結ぶなど、日本との関係も深いシンガポールについて解説していきます。

 

建国50周年を迎え、勢いを増すシンガポール

 貿易と金融を軸に経済発展を重ね、今では“アジアの中心”とまで言われるようになったシンガポールは、2015年に建国50周年を迎えました。その記念すべき年に建国の父であるリー・クアンユー氏が亡くなるという悲報はありましたが、シンガポールの街のあちらこちらに「SG50」と描かれたロゴが掲げられ、さまざまなイベントが開催されるなど、大いに盛り上がりました。

 シンガポールはもともとマレーシアに属していましたが、マレーシアの政府与党である統一マレー国民組織と、シンガポール地域を基盤とする人民行動党の関係が悪化したことから、1965年に分離独立したという経緯があります。その後急速な経済発展を遂げ、わずか人口500万人でありながら名目GDPは3,000億ドルを超え、さらに1人当たりの名目GDPはアジアでトップとなる約56,286ドルに達しています。

 都市としての発展も目覚ましく、シンガポール中心部には地上57階に世界最大の屋上プールを持つマリーナベイサンズをはじめとする超高層ビルが建ち並ぶほか、ショッピングセンターや有名ブランド店が集まるオーチャード・ロードは多くの買い物客で賑わっています。A.T.カーニーが発表した2015年の世界都市指数において、シンガポールはロサンゼルスやシカゴに続く8位に位置付けられており、名実ともに東南アジアを代表する都市に成長しました。

 

アジア各国をつなぐハブとしての役割

 日系企業の進出先としてシンガポールを見た場合、まず魅力的なのは… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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