いよいよ本格化!IoTはビジネスをどう変えるのか(第7回)

実現直前! 製造業を変えるIndustry 4.1J

2015.11.27 Fri連載バックナンバー

 製造業に大きな変革をもたらすテクノロジーとして、昨今話題になることが多いIoT。VEC(Virtual Engineering Community)はIoTのセキュリティ問題を解決すべく「Industry 4.1J」を推進し、NTTコミュニケーションズとともに製造現場とクラウドをつなげる実証実験プロジェクトを行ってきました。本記事後半では実証実験プロジェクトの成果を初めて発表します。具体的にIoTを活用してどのようなメリットを享受できるのでしょうか。VEC事務局長の村上正志氏とNTTコミュニケーションズIoT推進室の堀越崇氏に伺いました。

 

IoTの活用により高度な社会を実現するCPS

 ガートナーが毎年公表している「ハイプサイクル」は、テクノロジーの成熟度を見極める上で有効な資料であり、多くの人が新技術の採用の指針などとして活用しています。その2015年版を見ると、IoT(Internet of Things)は頂点に位置する技術の1つとなっており、この技術に現在大きな期待が寄せられていること、そして大きな開発投資が行われていることが見て取れます。

世界の技術潮流の今

 さまざまなモノをネットワークにつなぐこのIoTの実現により、大きな変革が起きると考えられているのが製造業です。工場で使われているさまざまな装置やセンサー、あるいは生産管理やモニタリングのためのシステムなど、あらゆるモノをネットワークにつなぎ、それらが相互に通信することを可能にすれば、これまでには想像できなかった新たな価値やビジネスモデルを実現できる可能性が高まります。このIoTの力を積極的に採り入れ、自国の製造業の競争力強化に活かすべく、ドイツ政府は「Industry 4.0」を提唱しました。

 IoTを活用し、製品やその中で使われる部品、製造装置をネットワークでつなぎつつ、ロボットや3Dプリンタ、あるいはビッグデータ分析技術などを組み合わせることで製造業にイノベーションをもたらそうとするのがIndustry 4.0の基本的なコンセプトです。ネットワークで製造に関わるあらゆるものをつなぐことで、生産性の最大化や商品の付加価値向上、新しいサービスの実現などを目指しています。

ドイツ発 Industry4.0の特徴:標準化技術誘導型

 一方アメリカ政府が後押ししているのは、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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