加速する運用保守アウトソーシング(第2回)

みずほ銀行のグローバル戦略を支えるITサポート

2015.03.11 Wed連載バックナンバー

 多くの企業がグローバル展開を図る中、国や地域のルールに対応した決済サービスの要望が高まっています。多様化・高度化するニーズを受けて、株式会社みずほ銀行は、2014年に法人向け海外オンラインバンキングシステムである、「みずほグローバルe-バンキング」を全面的に刷新しました。そのサービスの安定運用を支えているのが、顧客からのシステム関連の問い合わせにトータルに対応できるヘルプデスクの存在だといいます。

 

海外事業におけるオンラインバンキングの重要性

 日本国内であれば、取引銀行の支店を探すことは難しいことではありません。しかし、これが海外となると事情が異なってきます。「国や地域内に支店は1店のみ」ということも珍しくないため、日常的に銀行の窓口を訪問して取引を行うことは困難です。

 e-ビジネス営業部GCMS推進室 GCMS企画開発チーム 調査役である修行一氏は「昔はFAX等で依頼書を送ったり、電話で問い合わせたりして取引していたのですが、今はオンラインバンキングを使った取引にシフトしています。特に法人のお客さまにとっては、セキュリティを確保しつつ、世界中に分散する口座を一元管理するため、日常的な資金管理に必要なツールといえます」と、海外事業におけるオンラインバンキングの重要性を説明します。

 みずほ銀行では2001年より海外に拠点を持つ法人向けにオンラインバンキングサービスを提供しており、顧客の利便性を高めるべく継続的に品質向上を図ってきました。中でも2014年3月と10月に行った「みずほグローバルe-バンキング」のレベルアップは大規模なものでした。

 e-ビジネス営業部 GCMS推進室 GCMS企画開発チーム 調査役の高和弘氏は「海外進出されるお客さまの増加に伴い、言語、国、地域特有の法制度や商習慣などのルールに合わせて利用したいというご要望が増えてきました。現地の地場銀行や外資系銀行と競っていくためには、このようなニーズに柔軟に対応し、国や地域のルールに合わせてカスタマイズできる新しいオンラインバンキングの仕組みが必要でした」とリニューアルの背景を語ります。

 2014年3月のフェーズ1と10月のフェーズ2でリニューアルを担当したe-ビジネス営業部 GCMS推進室 GCMS企画開発チーム 調査役の梅田靖氏は「既存のお客さまはもちろん、国内外の新規顧客獲得に向けたリニューアルを実施しました。これまで紙や郵便により行っていた取引を電子化してシステムに組み込むなど、お客さまの利便性向上と銀行取引のスピードアップをコンセプトにフェーズ1ではベース機能のレベルアップや使いやすい画面デザインへの刷新、フェーズ2では新メニューの拡充を行いました」と振り返ります。

 

銀行決済サービスの安定した提供を左右するITサポートの品質

 修行氏は「お客さまが、いつでも、どこからでもシステムに関する問い合わせができるヘルプデスクはオンラインバンキングを支えるキーファクターです」と、サービス提供におけるITサポートの重要性を説きます。

 みずほ銀行では、海外での法人向けオンラインバンキングサービスの提供を開始する2001年から、このITサポートを担うヘルプデスクをいかに運用するかが重要なテーマとなっていました。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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