日本企業から熱視線の的!タイの最新事情に迫る!(第1回)

タイってこんなところ!タイ進出で抑えるべきツボ

2015.01.07 Wed連載バックナンバー

 東南アジアの中でも、特に日系企業の進出が多い「タイ」。アジア通貨危機や自然災害など、さまざまな困難があったにも関わらず、力強く経済成長を続けるタイとは一体どのような国なのでしょうか。今後のグローバルビジネスの展開先として見たタイの魅力に迫ります。

 

東南アジアの中心で製造拠点・物流拠点として発展するタイ

 ASEAN(Association of Southeast Asian Nations/東南アジア諸国連合)における主要国の一つとして、同地域の経済活動を牽引する存在となっているのがタイ王国です。1997年にはアジア通貨危機に見舞われたほか、2011年にはチャオプラヤー川流域に甚大な被害を及ぼした大洪水も発生しましたが、その後もタイ経済は力強く復興しており、改めて大きな存在感を示しています。

 日本の企業が東南アジアへビジネスを拡大することを考えたとき、その進出先としてタイは人気の国であると言えるでしょう。タイの名目GDPは3,873億USドルで、ASEANの中ではインドネシアに次ぐ数値となっています。一人当たりの名目GDPも5,000USドルを超えており、十分に内需が期待できることが、人気の理由として挙げられます。

 地政学上のメリットも大きいでしょう。タイは東南アジアのほぼ中央部に位置しているため、物流において非常に利便性の高い地域となっています。また、現在では中国からインドシナ半島へと南北につながる「南北経済回廊」や、インドシナ半島を東西につなぐ「東西経済回廊」といった道路整備が進められており、タイはその中心に位置することから、物流拠点としての利便性は今後さらに高まると言われています。

 

タイ経済に大きな影響を与える日系企業の自動車産業

 日本人にとっては、タイが親日国である点も見逃せません。実は1970年代には日本製品の不買運動が展開されたこともありました。しかし、その後関係改善が進み、現在では日本はタイ人にとって最も人気のある旅行先となっているほどの親日国家となっているのです。その影響で日本食レストランが非常に多く、日本から向かう人々にとって食にそれほど困らないのはうれしいところでしょう。日本との時差が2時間しかなく、日本の日中に現地拠点との電話会議などが可能など、コミュニケーションが図りやすいこともポイントとなるでしょう。

 すでにタイには多くの日系企業が進出していますが、その中でもとりわけ大きな存在感を示しているのが自動車産業です。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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