NTT東日本・西日本の光回線卸売で何が変わる!?

光回線の卸売が企業ユーザーに与えるインパクト

2014.12.05 Fri連載バックナンバー

 「フレッツ光」の卸売を行うサービスモデルとして、NTT東日本とNTT西日本は「光コラボレーションモデル」を発表しました。現在、このサービス提供の可否について総務省を中心に議論が進められていますが、2015年早々にはこのモデルを利用したサービスが登場する見込みです。そこで今回は光コラボレーションモデルとその提供の狙いについて解説するとともに、具体的にどのようなサービスが登場するのかを予測していきます。

 

フレッツ光を自社サービスに組み込める「光コラボレーションモデル」

 インターネットやVPNサービスを利用するために、幅広く使われているのがNTT東日本・NTT西日本が提供する「フレッツ光」です。「フレッツ光」は、両社が運営するバックボーンネットワークであるNGNと加入者宅を光ファイバーで接続するネットワークサービスであり、別途契約したISPや通信事業者のネットワークと接続し、インターネットやVPNサービスのアクセス回線として利用されています。

 2014年5月、NTT東西はこのフレッツ光を卸売する「光コラボレーションモデル」の提供を公表しました。この仕組みを利用すると、電気通信事業者の届けを行っているなど一定の条件を満たしていれば、第三者がフレッツ光を自社のサービスの中に組み入れ、企業や個人ユーザーに販売することが可能になります。

 この光コラボレーションモデルにより、「卸売販売を行う事業者(以後、サービス提供プレイヤー)が自社のサービスとフレッツ光をパッケージ化し、新たな価値を創造することができる」とNTT東西は説明しています。例としては、ISPがフレッツ光をバンドルしてインターネット接続サービスを提供する例が挙げられるでしょう。従来フレッツ光を利用してインターネットに接続するには、原則としてNTT東西とISPの双方と契約する必要がありましたが、光コラボレーションモデルを利用すれば、エンドユーザーはISPと契約するだけで済み、また料金支払い窓口の一本化も図れます。

 卸売対象となるサービスは、地域IP網に接続する光サービスのほか、「ひかり電話」、そしてリモートサポートサービスなどの付加サービスです。提供エリアはNTT東西が「フレッツ 光ネクスト」をエンドユーザーに提供しているエリアと同一で、提供単位は1回線としています。

 

光コラボレーションモデルの提供に踏み切った理由

 NTT東西がこのような取り組みを始めた背景の1つとして考えられるのが、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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