今、最も熱い!インド進出のための手引き(第1回)

これだけは知っておきたい!最新インド事情

2014.09.03 Wed連載バックナンバー

 世界経済の新たなフロンティアとして、インドは多くのグローバル企業の注目を集め続けており、日本企業の進出事例も年々増加しています。ここでは、近年インドが注目さている背景や同国におけるビジネスの最新動向、日系企業が進出する際の注意点などについて解説していきます。

 

2025年には中国超え!? インドが注目を集める理由とは

 海外進出を検討している企業において、これまでの中国に代わる進出先として注目を集めているのがインドです。在インド日本大使館の調べによると、2013年時点でインドに進出している日系企業の数は1,072社で、2008年の550社からわずか5年で倍増しました。このように多くの企業がインドに注目する理由の1つとして、約12.4億人という人口が挙げられ、2025年には現在最も人口が多い中国(約13.5億人)を抜くのではないかと予測されています。

 単に人口が多いというだけでなく、人口ピラミッドの形が三角形に近い、つまり若年層が多いこともインドの大きな魅力です。若年人口の数は労働力に直結し、若年層が多ければそれだけ働き手を確保しやすいことになります。さらに、企業間での人材獲得競争も激しくならないため、賃金が安定することもメリットと言えるでしょう。一方、一人っ子政策で人口を抑制した中国の人口ピラミッドは菱形に近く、多くの企業において労働力確保の問題が顕在化し、それに伴って賃金も上昇傾向にあります。

 今後の内需拡大が見込めることも、多くの企業がインドに進出する要因となっています。購買活動に意欲的な若年層が多いことに加え、一人当たりの名目GDPも2011年時点で約1,500USドルであり、2001年の約470USドルから3倍増となっています。ちなみに2004年の中国の一人当たり名目GDPは約1,486ドルで、そこから4年後に消費市場が急速に拡大する基準と言われている3,000USドルを超えました。インドの場合はもう少し時間がかかり、3,000ドルをオーバーするのは数年後ないし10年後になると見込まれていますが、いずれにしても今後大きく伸びる市場であるのは間違いありません。

 日系企業に対する中期的有望事業展開先国についてのアンケートによると、多くの企業が事業の展開先としてインドに期待を寄せていることが分かります。インド市場の拡大に伴い、多くの企業が続々と進出するであろうことを考えると、市場が成熟していない今のうちに進出して地盤を固めることが、競合に対するアドバンテージにつながるでしょう。

 

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Bizコンパス編集部

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