グローバル通信インフラ講座(第2回)

日本と海外を結ぶ国際海底ケーブルの敷設方法に迫る

2014.03.12 Wed連載バックナンバー

 インターネット、国際電話、さらには企業用の国際専用線、VPNなど、いま日本と海外はさまざまなネットワークで結ばれています。そのネットワークの通り道となる国際海底ケーブルの敷設には、じつは大変な手間と労力が必要です。距離にすると数千kmにもなるケーブルを、深いところでは水深8,000mもある海底にどのような方法で敷設していくのでしょうか。

 「グローバル通信インフラ講座」第2回では、100年を超える海底ケーブル敷設の実績を持つNTTワールドエンジニアリングマリン株式会社にお伺いして、国際海底ケーブルの敷設方法をレポートしていきます。

 

リスクを避けて、なるべく最短距離でルートを設計

 国際海底ケーブルの敷設は、地図の上にペンで直線を引くようにはいきません。敷設を円滑に進めるためには“的確な設計”が必要となります。

 設計のポイントは2つ。まず「どこにケーブルを陸揚げ(陸に引き上げること)するか」。陸上のネットワークとつながりやすく、陸揚げの作業が容易な地点を選びます。

 次に「どういうルートを選定するか」。いろいろなリスクを避けつつ、なるべく最短距離で陸と陸の間を結ぶルートに目星をつけ、海図などを使って慎重にルートを選定していきます。
 これらに共通するケーブル敷設の条件とは、地形と利害関係への配慮です。… 続きを読む

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江嶋 徹

江嶋 徹

コピーライター

有限会社インクス広告制作所 代表。コンピュータ、周辺機器、ネットワーク、半導体といったIT系を中心に、省庁、化粧品、FMステーション、金融商品などの広告、SPツールのディレクション、コピーライティングを幅広く担当。ITをシンプル、わかりやすい文章で伝えることを信条としている。

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