新春特別企画・グローバル最前線(第2回)

グローバルビジネスを支えるIT基盤の最新トレンド

2014.01.15 Wed連載バックナンバー

 今回は、「グローバルビジネスを支えるIT基盤とは?」というテーマのもと、IT基盤利用の最新動向についてご紹介していきます。

 本題に入る前に、第1回「2014年はこの国に注目!グローバルビジネス最新動向」をおさらいすると、概ね以下のような状況となります。

(1)サプライチェーンはより複雑化、グローバル化しており、複数の生産国、消費国間での活動が活発化している。

(2)生産地、消費地いずれにおいても、適合国は経済発展(GDP増加)や政治情勢とともに変化し続けており、企業はその変化にタイムリーに対応する必要がある。
・労働集約型生産での人件費高騰による各国の適合性変化
・GDP増加による生産国から消費国への変貌
・各国規制(海外法人の寡占による規制強化等)、政治情勢による適合性変化

(3)APAC地域だけでなく、成長機会が見込まれる地域(中央アジア、南米等)を含めたバリューチェーンを模索する必要がある。

 上記のように、めまぐるしく変化するグローバル市場に対応するためには、経営資源の最適配置による速やかなバリューチェーンの構築と、リアルタイム経営による経営判断の加速化を実現させる必要があります。これら二つを実現するべく「攻めのツールとしてのIT」を採用する企業が増えています。一方、コスト削減、セキュリティや運用等の統制強化、グローバルでの様々なリスクへの対応など「守りのツールとしてのIT」の採用も同様に欠かすことができません。

 すなわち、グローバルビジネスを推し進めるにあたっては、攻めと守りの両視点からのIT基盤選択が重要とされているのです。それでは、以下順番に見ていきましょう。


経営資源の最適配置をITによりサポートする

 

“攻めのIT活用” 経営資源の最適配置による速やかなバリューチェーンの構築

 グローバルで活動する企業においては、最新のITを活用することで、人、物、そして情報といった資源の最適配置を積極的に進める傾向が顕著に見受けられます。これにより新たな地域への人の配置やシステムの立ち上げを容易にします。同時に、標準テンプレートを用いたグローバル展開モデルによって経営資源が共通化され、プロセス変革も実現しています。

 以下、IT導入(クラウド利用)による、グローバルレベルでの経営資源の最適化に関した最新動向をご紹介します。… 続きを読む

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木村 昭仁

木村 昭仁

NTTコミュニケーションズ株式会社

クラウドを中心とした情報システム基盤の活用に関するコンサルティング業務に従事。さまざまな企業のIT課題解決を手がけている。

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