基幹システムの海外展開事例

海外子会社にERPを導入するために大切なこととは

2013.11.22 Fri連載バックナンバー

 企業が持つ経営資源や業務を横断的に管理し、経営効率や業務効率の向上を図るためのソフトウェアとして、多くの企業で導入されている「ERPパッケージ」。最近では海外に設立した子会社にERPパッケージを導入する事例も増えていますが、どのようなメリットがあり、どういった点に注意すべきでしょうか。実際の事例を見ながら、ポイントを解説していきます。

 

業務拡大に合わせてERPを導入

 調達や配送にかかるリードタイムの短縮、為替リスクの軽減、あるいはコスト競争力の強化といった目的を達成するために、海外に子会社を設立する動きが加速しています。

 とはいえ、海外子会社の事業を軌道に乗せ、当初想定していた目的を実現するためには、さまざまな障壁を乗り越える必要があります。言葉や文化の違いを乗り越えて業務フローを確立し、日本と同等の業務効率で事業を展開するというのは容易ではありません。

 なかでも、業務を管理するためのIT環境の整備は課題となりやすいポイントです。Excelや、現地の簡易業務システムで業務を遂行する場合、事業規模がそれほど大きくない初期段階であれば十分かもしれませんが、規模が拡大した際、例えば製造業の場合、「製造状況や部品の在庫数などをタイムリーに把握できない」などの課題が生じ、生産効率にも大きな影響を与えかねません。

 こうした課題を解決するため、海外の子会社で導入される事例が増えているのが「Microsoft Dynamics AX」です。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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