「つながらない」「遅い」企業サイトを卒業する

Webコンテンツ配信のお悩みを「CDN」が解決!

2014.10.31 Fri連載バックナンバー

 スマートフォン、タブレットといったスマートデバイスを使って、誰もが、いつでも、好きな場所からWebサイトにアクセスできる現在の社会では、企業サイトが情報発信ツールとして極めて重要な役割を担うようになっている。さらには、ネットショップや動画配信サービスなど、サイト運営そのものがビジネスに直結している企業も少なくない。

 こうしたなかで、突発的に増加するトラフィックへの対応、新手の脅威に対するセキュリティ対策など、定期的な設備増強にかかる稼働やコストに頭を抱える企業も多いのではいだろうか。

 そこで、いま多くの企業が注目するサービスが「CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)」だ。Webコンテンツ配信のさまざまな課題を解決し、いわば“企業の救世主”となるCDNの魅力に迫る。

 

Webサイトの遅延、ダウンがもたらす数々のリスク

 そもそもなぜWebサイトのダウンや遅延は起こるのか。その理由は、世界中から不特定多数がアクセスできるインターネットのオープンな構造にある。たとえば、ある企業サイトにアクセスが集中すると、インターネットにつながる企業側が用意した回線がボトルネックになり遅延が発生する。これは「渋滞した道路」を想像してもらえばわかりやすいだろう。さらにアクセスが一定の領域を超えると、処理の追いつかなくなったWebサーバーがダウン。すべてのユーザーがつながらない「通行止め」の状態になる。

 アクセス数の増加を予測して回線の増速、Webサーバーの増設、ロードバランサによる負荷分散などである程度のリスクは回避できるが、物理的な限界を迎えるたびに継続的に稼働やコストをかける必要がある。しかも、予測を超える爆発的なトラフィックの増加に対応することは困難だ。

 また、インターネットはエンドユーザーとWebサーバーの距離が遠いほど遅延が発生する。いくら自社内の設備を増強しても、海外からのアクセスについてはサイトの表示が遅くなることも覚えておきたい。

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 「Webサイトのダウンや遅延にそこまで神経質になる必要があるだろうか」と懐疑的に思われる方もいるだろう。しかし、ビジネスにおけるWebサイトの安定運用はリスクマネジメントの観点からも非常に重要だ。なぜなら、表示速度が遅いサイトは間違いなく訪問者の離脱率が高くなり、リピーターが減る。あるいは、サイトのダウンが新製品の発表会や株主総会などのイベントに重なったとしたら、売り上げや株価にも深刻な影響を与えるだろう。企業内でまさかの不祥事が発覚した際にサイトがダウンしていたら、意図的に情報を隠蔽していると疑われても仕方がない。とにかく、企業にとって不安定なWebサイトは「百害あって一利なし」といえるのだ。

 インターネット上で商品やサービスの販売や金融取引などを行う企業にとっては、Webサイトの安定運用はよりシビアな課題となる。たとえば、ECサイトでは2秒以内に商品が表示されなければ、購入者がサイトを離脱するといわれている。こうした遅延のみでも損害が発生するわけだが、さらに大規模なECサイトでは1秒のダウンで数百万~数千万円の損害が生じることも珍しくない。また、金融機関のWebバンキングサービスがダウンしたとしたら、大きな損害だけではなく、金融機関としては致命的な信頼の失墜につながることも考えられるだろう。

 もうひとつ、災害や事故の発生によって突発的にアクセスが集中する社会インフラ関連のWebサイトでは、サイトのダウンにより緊急情報の発信ができなくなると、社会的な混乱に発展する恐れもある。

 業種や規模の大小に関係なく、社会から信用される健全な組織であるためには、Webサイトを「遅延させない」「ダウンさせない」取り組みは欠かせない。しかし、回線の増速、Webサーバーの増設など自社設備の増強には限界がある。また、いつ起こるかわからない一瞬のトラフィック増加に備えて、普段から大きな稼働やコストを割いて大規模な設備を運用するのは現実的ではない。この悩ましい課題を解決するのが「CDN」である。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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