“インターネット”で新たな顧客を獲得

企業はなぜ無料Wi-Fiサービスを提供するのか?

2014.07.25 Fri連載バックナンバー

 ノートPCやスマートフォン、タブレット端末をワイヤレスでネットワークに接続できる無線LAN(Wi-Fi)を利用し、無料でインターネット接続環境を提供する「無料Wi-Fiサービス」が日本国内でも徐々に拡大しつつあります。その背景や無料Wi-Fiサービスのビジネスでの活用について解説します。

 

訪日外国人の集客に効果的な無料Wi-Fiサービス

 多くの外国人観光客が来日する2020年の東京オリンピック開催に向け、日本が解決すべき課題として認識されつつあるのが無料で使える公衆無線LANサービスの少なさです。2011年に観光庁が外国人旅行者を対象に実施したアンケートによれば、「旅行中に不満・不便だったこと」として36.7%の旅行者が「無料公衆無線LAN環境」を挙げています。

 もちろん、通信キャリアが利用するローミングサービスを利用すれば、日本の3G/LTE回線を利用してインターネットに接続することは可能です。ただし、国際ローミングサービスのデータ通信料は高額であるため、利用者にとっては必要最小限に抑えたいと考えるのが当然でしょう。しかしながら、そもそも日本には無料Wi-Fiサービスが少ないため、国際ローミングサービスに頼らざるを得ないといったところが不満の原因と言えそうです。

 そのような不満を逆に捉えれば、外国人観光客にとって無料Wi-Fiサービスはいわば“砂漠のオアシス”のような存在であり、彼らにアピールできれば観光ビジネスにおいて大きなメリットが期待できます。また旅行中に観光地について調べたり、飲食店を探したりする際に便利なことを考えると、無料Wi-Fiサービスは国内の観光客に対してもアピールできるでしょう。

 観光客の誘致などを目的として、無料Wi-Fiサービスの提供に積極的に取り組んでいるのが地方自治体です。たとえば、沖縄市や福岡市、大阪観光局などにおいて無料Wi-Fiサービスの整備が進められています。特に福岡市が推進する… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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