IT実務者のための「クラウド丸わかり」ガイド(第3回)

現場目線で考える、ITベンダー選定のポイントとは

2015.09.18 Fri連載バックナンバー

 記事作成に当たり、多くのクラウド移行プロジェクトの実績を持つITコンサルタントに取材を行いました。その中で語られた「ITベンダー選びの極意」について、選定ポイントをまとめた資料を用意しました。資料は、本記事の最後からダウンロードできます。

 クラウドのメリットが広く知れ渡り、クラウドファーストが定着したことで、多くの企業が既存のITインフラをクラウド化するプロジェクトを進めています。しかし実際には、クラウド化してみたものの思うような成果が出ない、あるいは移行に想像以上のコストがかかったといったプロジェクトが多々あるようです。このような失敗を防ぐためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。今回は、現場のエンジニア目線からクラウド移行プロジェクトのポイントを解説します。

 

サービス選定で着目すべきはITベンダーの総合力

 日々の監視やメンテナンスから保守期限が切れた際のリプレース、障害発生時の原因の切り分けや対応など、ハードウェアの保守運用に関わる作業は決して少なくありません。これらをサービス提供者に任せられるクラウドサービスは、企業のITインフラを現場で支えるエンジニアにとっても大きなメリットがあると言えるでしょう。これによって運用に費やす時間を短縮できれば、事業部門と密に連携したシステム開発、あるいはIoTやビッグデータといった新たな技術への取り組みなど、より戦略的な活動に踏み出すことができます。

 多くのメリットを持つクラウドサービスへのニーズは年々高まっており、それに応えるために多くのITベンダーが独自のクラウドサービスを展開しています。代表的なサービスとしては、Amazon Web Servicesの「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」やマイクロソフトの「Microsoft Azure」、IBMの「SoftLayer」、NTTコミュニケーションズの「Enterprise Cloud」などがあり、それ以外にもさまざまなITベンダーがクラウドサービスを提供しています。

 既存のITインフラをクラウドに移行するといった際、これらのサービスを比較検討し、自社にとって最適なものを検討することになるでしょう。この際、現場目線で意識しておきたいのは、クラウドサービスを提供するITベンダーの“総合力”です。

 

プロジェクトの成功にはITベンダーの協力が不可欠… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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