あきらめる前に読んでほしい!最新版クラウド活用術(第1回)

クラウドを“攻めの活用”へ転換する適材適所な選択

2015.09.02 Wed連載バックナンバー

 近年、多くの企業において積極的に利用されるようになったクラウドサービスは、ユーザーに新たな価値を提供するべく進化し続けています。この特集ではクラウド・エバンジェリストである林雅之氏にお話を伺い、クラウドサービスの最前線を俯瞰しながら、これからの企業のIT環境の在り方について考えていきます。

 

ニーズが高まる2つのプライベートクラウド

 これまで活用できていなかった大量のデータを分析し、そこから事業につながる知見を得る「ビッグデータ」、さまざまなモノをインターネットにつなぐことにより、新たなビジネスの創出や業務効率の改善を実現しようとする「IoT」など、近年、企業活動に大きなインパクトを与える可能性があるテクノロジーが続々と登場しています。競争力の確保などを目的として、すでに多くの企業がこれらの技術と自社の事業を結びつけようと動き始めていることを考えると、これまで以上に最新技術を含めたITの活用が業績を左右する大きな要因となりそうです。

 さて、このような企業のIT活用を支えるためのインフラとして、もはや欠かせない存在となっているのがクラウドです。何らかのシステムを構築する際、クラウドの利用を前提に検討を進める「クラウドファースト」が当たり前になり、オンプレミスで運用しているシステムをクラウドに移行する事例も増え続けています。このクラウド環境において、ニーズが高まっているのは、プライベートクラウドを中心に適材適所でクラウドを組み合わせる動きだと話すのは、NTTコミュニケーションズのエバンジェリストである林雅之氏です。

 「クラウドというと多くの方がまず思い浮かべるのはパブリッククラウドではないでしょうか。ところが企業側のニーズが多様化した結果、オンプレミスプライベートクラウドホステッドプライベートクラウドを選択する企業が増えつつあります」

 Amazon Web Servicesが提供する「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」に代表されるパブリッククラウドは、クラウド上のリソース(資源)を多くのユーザーで共有する形のサービスであり、サーバーを資産として持つ必要がなく、使った分だけ支払えばよいなど、コスト面で大きなメリットがあります。ただしパブリッククラウドとして提供されるサービスは、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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