知らないと損!クラウド時代のネットワーク事情(第3回)

マルチクラウドをひとつのIT基盤で束ねる方法

2015.08.26 Wed連載バックナンバー

 いまや企業のシステム構築・更改時の「クラウドファースト」が常識となり、目的や用途に応じてクラウドサービスとオンプレミスを組み合わせた「ハイブリッドクラウド」による運用が多くの企業に浸透しつつあります。それに加えて、複数のクラウドサービスを組み合わせた「マルチクラウド」という形態も広がりつつあります。複数のクラウドサービスを安定して運用したり、グローバル規模で束ねたりするには、ネットワーク選びが重要です。今回はネットワーク選びの秘訣を「NFV」「SDN」に続く3つめのポイント、「マルチクラウド」の視点から考えていきます。

 

クラウドファーストの障壁となる不安

 株式会社MM総研の調査によると、現在、新規システム構築時にクラウドの活用を検討する法人ユーザーは約8割に達し、「クラウドファースト」の考え方は十分に定着していると言えます。ハードウェアを資産として持つ必要がなく、イニシャルコストを削減でき、運用にかかる負荷を軽減できるといったメリットに魅力を感じて、積極的にオンプレミスからクラウドへの移行を進める企業は着実に増えているようです。

 ただし、すべてをクラウドへ移行するのではなく、クラウドとオンプレミスの長所を踏まえて使い分ける、ハイブリッドクラウドを選択する企業が約半数を占めていることにも注目したいところです。

 クラウドサービスは、大きくパブリッククラウドプライベートクラウドに大別されます。パブリッククラウドはクラウド事業者などのクラウドコンピューティング環境を利用して提供されるサービスであり、プライベートクラウドは企業がパブリッククラウドと同等の環境をオンプレミスで構築しているものを指します。加えてホスティングサービスを利用してプライベートクラウドを構築する、ホステッド・プライベートクラウドというサービスもあります。そのような中、それぞれのサービスを利用するに当たり課題や不安を抱える企業も少なくありません。

 パブリッククラウドを利用しない企業の理由としては… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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