ネットワークの新技術「NFV」に注目!

NFVを活用した「次世代ネットワーク」始まる!

2015.01.16 Fri連載バックナンバー

 現在、通信ネットワークにおいて、SDN(Software Defined Networking)と並んで注目されているNFV(Network Functions Virtualization)。NFVは企業の通信ネットワークをどのように変えていくのでしょうか。その仕組みやメリットについて解説します。

 

変化への対応が求められる企業ネットワーク

 ここ数年、IT環境を支えるサーバーネットワークといったインフラが大きく様変わりしています。中でも革新的な変化と言えるのは、クラウドの普及です。多くの企業が、自社でサーバーを保有して利用するのではなく、ネットワークを介してサービスとして提供されているサーバーを利用する形へ切り替えを進めています。その要因としては、「事業環境が急速に変化することが珍しくなくなった現在、自社の資産としてサーバーを保有することはリスクが大きい」ということが挙げられます。そのため、必要なときに必要なだけ利用することができる、クラウドへの移行が進んでいます。

 クラウドの導入により、サーバー環境は事業変化に迅速に対応できる環境が整えられつつありますが、一方で変化に十分に対応できていないのがネットワーク環境です。ビジネスのグローバル化によってネットワークで接続すべき拠点が増え続ける一方で、現状のネットワークサービスはコストや通信スピードの面で、企業のニーズに対して柔軟に対応できていないというのが実態ではないでしょうか。

 

海外拠点で利用するITインフラの課題

 また、接続環境の増加に伴い、ネットワーク環境におけるガバナンスの低下を問題視する企業も少なくありません。上記のデータが示す通り、多くの企業が「IT要員の確保/育成」「ITガバナンス/セキュリティの強化」「海外拠点におけるIT資産の状況把握」を課題視しています。たとえばファイアウォールなどの設定が拠点によって異なっていれば、設定が甘いぜい弱な拠点を狙って攻撃が仕掛けられることも考えられ、セキュリティ面で大きなリスクを抱えることになります。

 そのほか、災害時の業務環境の確保や生産性の向上、あるいはワークライフバランスの改善を目的として、リモートアクセス環境への対応も重要視されるようになってきています。このように次々と生まれるビジネス要件に対し、既存の企業ネットワーク環境は迅速に対応できているとは言い難いのではないでしょうか。

 そのような企業のネットワーク環境にまつわる課題の解決につながる技術として、大きな期待が寄せられているのが「NFV(Network Functions Virtualization)」です。

 

ネットワーク機器を仮想化するNFVのメリット

 NFVとは、ネットワーク機器が持つ機能をソフトウェアで実現し、汎用ハードウェア仮想サーバー上で実行可能にする技術です。サーバーの仮想化同様、ネットワーク機器を仮想化する技術と捉えれば分かりやすいのではないでしょうか。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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