Webエバンジェリスト小松健作が語る!

Webの可能性を広げる新技術「HTML5」に注目

2014.11.20 Thu連載バックナンバー

 新たなWebテクノロジーとして、多くの企業やエンジニアの注目を集めている「HTML5」。今回は、HTML5がもたらす価値や、HTML5に含まれる技術の1つである「WebRTC」によって実現できるメリットなどについて、NTTコミュニケーションズのエバンジェリストである小松健作氏にお話を伺いました。

 

2010年代のWeb上で起きた“大きな変化”

 2014年10月28日、Webで使われる技術の標準化を推進している団体である「W3C(World Wide Web Consortium)」は、「HTML5」を正式に標準として勧告しましたコンテンツを記述するための言語である「HTML(HyperText Markup Language)」の最新バージョンであるHTML5には、数多くの仕様が新たに盛り込まれており、Webの可能性を大きく飛躍させるための技術として大きな注目を集めています。

 このHTML5に精通しているNTTコミュニケーションズのエバンジェリストである小松健作氏は、HTML5が登場した背景を次のように説明します。

 「『クラウドの時代』と言われる2000年代のWebにおいて、主に扱われていたのは“情報”でした。データベースにアクセスして、そこにあるデータを加工して表示するといった形です。その後、2010年代には情報に加えて“機能”が提供される、『SDK(Software Development Kit)の時代』に入ります。さまざまな機能がインターネット上で公開され、それを使ってアプリケーションやサービスを開発するといったことが可能になったのです。これにより、公開されているさまざまな機能を利用して、誰でもサービスを開発することができるようになりました。このような時代の変遷に追従し、新たな標準仕様として生まれたのがHTML5であると言えます」

 HTML5では、文書を記述するというHTMLの本来の役割を果たすための仕様に加え、さまざまな機能が関連仕様として標準化されています。その中で小松氏が注目しているのが「WebRTC」です。

 「従来のWebは、サーバーに接続してデータなどを取得することが前提となっていたため、音声や映像を扱うことができませんでした。しかしWebRTCでは、カメラやマイクを使って音声や映像をリアルタイムに送受信することを可能にしているほか、サーバーを介さずにユーザー同士を直接つなぐP2P(Peer to Peer)通信を可能しているのが特長です」

 

WebRTCがもたらす大きな価値

 映像と音声を用いてリアルタイムにコミュニケーションを行うサービスは、マイクロソフトが提供する「Skype」やGoogleの「ハングアウト」など、すでに数多く存在しています。WebRTCは、それらと何が違うのでしょうか。小松氏は「あくまでも個人的な考え方ですが」と前置きした上で、次のようにWebRTCのメリットを述べました。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

Bizコンパス編集部

Bizコンパス編集部

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter