徹底解説!基幹系システムのクラウド移行(第10回)

フォスター電機が舵を切ったクラウド移行の理由とは

2016.01.08 Fri連載バックナンバー

 企業において基幹システムをクラウド化するという潮流が本格化してきました。多くのメリットは想定できるものの、漠然とした不安からクラウドへの移行をためらっていた企業も、クラウド化に舵を切り始めています。音響機器分野でグローバルにビジネスを展開しているフォスター電機では、海外拠点におけるIT基盤の集約や連携を視野に、国内の基幹システムをクラウドへ移行しました。同社はどのような背景でクラウド移行を推進し、どのようなメリットをもたらしたのでしょうか。

 

海外拠点におけるIT運用の効率化を目指しクラウド化を検討

 フォスター電機株式会社は、1949年の創業以来、スピーカやヘッドホンなどの音響機器を広く世界に提供しています。「音のスペシャリスト」としてクオリティの高い音質にこだわり、市場ニーズに的確に応えることでビジネスを伸長。現在は、家庭用AVスピーカから高級Hi-Fiスピーカシステム、車載スピーカ、スマートフォンなどのモバイル端末用スピーカ、ヘッドホン、イヤホン、ブザーなど、幅広い音響製品を開発・生産しています。また、1965年という早い時期から海外への進出をスタート。中国や東南アジアを中心として、生産拠点を世界に広く展開しています。

 同社では、海外に生産拠点を開設する際、できるだけ短期間で生産体制を確立するという方針を持っており、それが成功の要因でもあると言います。それぞれの拠点においてITシステムはどのように運用されていたのでしょう。また運用において、どのような課題があったのでしょうか。基幹システムのクラウド移行の契機となった海外拠点のIT展開について、経営情報戦略室次長の田沢純氏は、以下のように説明します。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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