次世代ネットワーク技術「SDN」大解剖(第5回)

テレビ朝日が実感したSDN導入のメリットと期待

2014.11.14 Fri連載バックナンバー

 これからのITインフラを考える上で、重要なキーワードとなりつつあるのが「SDN(Software Defined Networking)」です。SDNについてはこれまでも本サイトで連載してきましたが、これは「ネットワークをソフトウェアで制御する」というコンセプトであり、具体的なプロトコルとしては「OpenFlow」が挙げられます。NTTコミュニケーションズが提供する「Bizホスティング Enterprise Cloud」など、SDNはすでにクラウドサービスで使われ始めているほか、ユーザー企業向けのSDN対応ネットワーク機器も選択肢が広がっています。

 今回は、新拠点のネットワーク構築においてSDNを採用したテレビ朝日に、放送局ならではのネットワーク課題や導入の背景、さらにはSDN導入によるメリットについてお話を伺いました。

 

テレビ朝日が「ゴーちゃん。スクエア」でSDNを採用したワケ

 2013年10月、株式会社テレビ朝日は新たな拠点として、六本木に「ゴーちゃん。スクエア」をオープンしました。同社のマスコットキャラクター「ゴーエクスパンダ」にちなんで名付けられたもので、オフィス棟となる17階建ての高層ビル「EX TOWER」とリハーサルスタジオや映像編集などを行うプロダクションスタジオの入った「EX TOWER PLUS」。さらに、舞台やコンサート、各種イベントが日々行われている多目的ホール「EX THEATER ROPPONGI」で構成され、六本木の新名所として賑わいを見せています。

 新たな情報・文化発信基地と言える「ゴーちゃん。スクエア」は、「コンテンツを核としてビジネスを最大化し、その結果として日本でトップグループのコンテンツ総合企業を目指す」とした経営戦略「テレビ朝日・デジタル5ビジョン」の戦略拠点となっています。この経営戦略には、地上波とBS、CS、インターネット、リアルイベントという5つのメディアに対するアプローチを強化することが盛り込まれており、その1つであるリアルイベントを実施するための象徴的な拠点が、「ゴーちゃん。スクエア」というわけです。

 そしてテレビ朝日では、この新拠点におけるネットワーク基盤においてSDNを積極的に活用しています。テレビ朝日 技術局 設備センターの阪田浩司氏は、その決断の理由として「ゴーちゃん。スクエア」における複雑なネットワーク構成があったと話します。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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