次世代ネットワーク技術「SDN」大解剖(第4回)

SDNを利用した世界初のネットワークサービスとは

2014.07.02 Wed連載バックナンバー

 「拠点間を結ぶVPNサービスの開通に時間がかかる」「新しいスマートフォンを自社のクラウドに接続するための設定が面倒」「海外展開や短期間にネットワークを構築するとなると高い費用がかかる」など、既存のネットワーク環境に対する不満を解消するために、SDNの技術を活用したサービスが登場しています。シリーズ第4回目となる今回は、この新しいネットワークサービスのメリットや利用イメージについて解説していきます。

 

SDNが通信事業者にもたらすもう1つのメリット

 ソフトウェアによるネットワークの制御を実現する「SDN(Software Defined Networking)」は、数多くのネットワーク機器を運用している通信事業者に大きなメリットをもたらします。従来のようにネットワーク機器ごとに個別に設定を行うのではなく、SDNによる集中管理や設定の自動化を実現できれば、運用管理にかかる工数を大幅に抑えられるため、そのまま運用管理コストの削減に直結するというわけです。

 そしてもう1つ、通信事業者がSDNに注目する理由となっているのが“サービスを独自に開発できる”という点です。ユーザー企業の多様なニーズに応えるため、通信事業者は多種多様なネットワークサービスを提供していますが、その多くはネットワーク機器が備える機能を使って実現されています。このため、通信事業者が「独自性のあるサービスを展開したい」と考えても、ネットワーク機器を開発するメーカーがそのための機能を製品に実装しなければ、サービスを提供することはできません。

 しかし、SDNによってソフトウェアでネットワークを制御できれば、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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