次世代ネットワーク技術「SDN」大解剖(第2回)

最先端研究所に聞く、SDNのメリットとは?

2014.06.18 Wed連載バックナンバー

 現状におけるネットワークの課題を解決する技術として「SDN」の注目度は日に日に高まっています。その一方で、SDNというキーワードは知っていても、「それを利用することで実際にどのようなメリットが得られるのか」十分理解できていないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、沖縄県うるま市の沖縄IT津梁パークに設立された、SDNとクラウドについての研究開発を行っている「一般社団法人 沖縄オープンラボラトリ(OOL)」を訪れ、設立の経緯や研究開発の内容などとともに、SDNのメリットについても伺いました。

 

次世代IT基盤を研究する沖縄オープンラボラトリ

――まず、沖縄オープンラボラトリを設立した経緯を教えてください。

岸本氏:もともと沖縄県において、同県の情報通信関連産業の継続的な成長を達成するための基本方針である「おきなわSmart Hub構想(PDF)」が推進されていました。この構想の中に「先進的技術に対する国際研究開発拠点の整備」という施策があり、沖縄県の本施策や、アジアの玄関という地理的条件に価値を見出したイイガとNEC、NTTコミュニケーションズの3社が協力して一般社団法人 沖縄オープンラボラトリ(OOL)を打ち上げたのが経緯です。

 この組織で研究開発の目的としているのは、SDNとクラウド・コンピューティングを融合した、完全仮想化環境の次世代ICT基盤技術の実用化と普及です。このようにSDNとクラウド技術を同列で扱って研究している機関は世界的に珍しく、沖縄オープンラボラトリの大きな特徴になっています。

徳永氏:実際の研究開発においては、クラウド基盤を構築するためのソフトウェアとして広く利用されている「OpenStack」など、オープンソースをベースに活動を進めていきます。こうした技術を使うためのユースケースを公開し、最終的には多くの企業が使えるようにしましょうというのが沖縄オープンラボラトリを設立した目的の1つです。さらに、人材育成の観点では、オープンソースを活用できるエンジニアを育て、最終的にはオープンソースコミュニティで活躍できる人材の育成まで実現したいと考えています。

 

真にユーザーフレンドリーなクラウドサービスとは

――クラウドとネットワークを融合することによって、どういったメリットが生まれるのでしょうか。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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