事例に学ぶ 携帯電話網のM2M利用

MVNOのサービスを利用し低価格移動体無線を実現

2014.05.09 Fri連載バックナンバー

 人を介することなく機器同士が通信を行い、動作や情報処理を行う「M2M(Machine to Machine)。近年、既存の携帯電話網を利用することで幅広い分野において導入が進んでいます。携帯電話網は全国をカバーする非常に広範な通信エリアが魅力で、遠隔地間の通信や山間部でのM2M環境構築に有効といえます。

 今回は、スマートフォンを通信端末としたタクシー無線を開発したビズニック株式会社への取材を通して、初期投資と運用コストの削減を実現したシステム構築のポイントなどをご紹介します。

 

スマートフォンをタクシー無線の通信端末に

 独自性の高い発想でユニークなソフトウェアやシステムを開発・提供している企業があります。愛媛県松山市にあるビズニック株式会社です。「ユニークな製品、サービスを国内、そして世界に!」というビジョンを掲げ、スマートフォンなどモバイル端末での利用をターゲットとしたソフト開発やサービス提供をメインに事業を展開しています。

 同社では2011年より、利用客がスマートフォンやPCから走行中のタクシー車両を検索できるクラウドサービス「もびりあ」を提供していますが、あるタクシー会社との商談過程において、新たな無線システム開発の相談依頼を受けます。総務省では、2016年5月までにタクシー無線をデジタル化するという方針を定めていますが、従来のアナログ無線をデジタル化するには多額の設備投資が必要で、中小規模のタクシー会社では、移行が進んでいないのが現状。そのタクシー会社も「安価に導入・運用できるデジタル無線はないものか」と悩んでいたのです。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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