事例に学ぶ、社内PC環境の効率化と管理負荷の軽減

Office 365でIT担当者の管理負荷は軽減されるか

2014.04.04 Fri連載バックナンバー

 Microsoft Officeをクラウドサービスとしてパッケージ提供する「Office 365」。Officeアプリケーションだけでなく、メールやファイル共有、オンライン会議など、ビジネスに有用な機能を多彩に備えています。今回はMcGREGOR(マックレガー)ブランドを展開するアパレル企業、双日インフィニティにお話をうかがい、IT管理者の目線から「Office 365」導入におけるメリットやクラウドサービス利用上の留意点などをご紹介します。

 

持たざるIT――“クラウド”という選択

 いまをさかのぼること半世紀、1960年代初頭から日本の若者たちの心をとらえたアメリカの衣料ブランドがMcGREGORです。

 以来、ターゲットの成長と共に顧客層の中心も多少シニア世代にシフトしてきましたが、現在でもカジュアルウェアの老舗ブランドとして、幅広い支持を獲得。近年では、McGREGORにヨーロッパのテイストを加味し、30代のファミリー層をターゲットとしたMcGREGOR CLASSIC(マックレガー クラシック)が新規ブランドとして加わりました。

 双日インフィニティ株式会社は、これらのブランドを核にカジュアルウェアの企画・製造・販売を行う企業で、百貨店内のショップ、直営店を含め約250の店舗を全国に展開しています。同社では、従来Officeアプリケーションを1クライアントごと個別に購入していましたが、2013年2月より「Office 365」を導入しました。社内のITシステムを統括する経営企画部 経営企画課の志田晃一氏は、その背景をこう説明します。

 「まず当社の経営方針として、“経営企画部門内にIT戦略立案に特化した機能を設けたい”、“IT投資や運用費を予測可能な範囲に管理することでBS/PLを良化させたい”といったミッションがある中、並行して日常の運用業務を単身でドライブしなければならない状況でした。そういった背景から、ニーズの変化が激しいアパレル業界において、従来通り5年償却でシステムを抱え自社で運用していくことへのリスクを鑑みると、オフバランスで導入できるクラウドサービスを選択することは必然だったと思います。

 Officeアプリケーションの利用面では、社員の入社や新規出店などがある度にOfficeパッケージを購入していたのですが、当然社員の退職や店舗の撤退というケースも発生しますので、ライセンスが余ってしまうことに割高感を感じていたのも事実です。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

田川 接也

田川 接也

フリーランス・ライター

企業の情報誌・Webサイト、自治体の広報誌などをメインに取材・原稿執筆を行う。これまでIT系の導入事例記事を多く手がけているが、ITの他、行政、教育、飲食など、幅広いフィールドにおいても活動している。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter