企業ネットワーク×クラウド(第2回)

本当に大丈夫なのか?企業のフレッツ利用を考える

2013.12.11 Wed連載バックナンバー

 クラウドの普及により、ネットワークを経由して使うシステムがますます増える傾向にある。それと同時に企業の中で検討されているのが、ネットワークの見直しだが、十分な検討をせずに移行すると、失敗する恐れがある。

 

ベストエフォート型回線に変えるとネットワークが遅くなる?

 各通信キャリアからは、NTTコミュニケーションズの「Arcstar Universal One」やKDDIの「Wide Area Virtual Switch」、ソフトバンクテレコムの「Smart VPN」など、「クラウド対応型のVPN(Virtual Private Network/仮想私設網)サービス」が出揃ってきている。クラウド化とネットワークの見直しをセットで実行できる環境が整っていると言ってよいだろう。

 しかし、どのようにネットワークを見直せばよいのか? という悩みも同時に湧き上がる。クラウド化に目が行ってしまい、ネットワークについては特に十分な検討をせず移行したところ、後からトラブルが起きるといったケースも増えているようだ。

 特にありがちなのが、IP-VPNや広域イーサネットの「ギャランティ型回線」を、このタイミングで全部「(フレッツ等の)ベストエフォート型回線」に変えてしまうことだ。クラウド化によりネットワーク内を通過するトラフィックの量が増えることで、ネットワークの線は細く/弱くなってしまうのだから、トラブルも起きやすい。

クラウドサービス移行時には、ギャランティ型回線から、フレッツなど
ベストエフォート型回線に変えることによるトラブルが起きやすい

 悲惨なケースでは、経営層より「コスト削減を進めるなら回線もこの際フレッツにしてみたら」と勧められベストエフォート型回線に移行したところ、従業員からは、クラウド利用のレスポンスが遅い、回線が切れるので業務に支障が出る、などクレームが増える。しかし、今さらコストを上げてギャランティにも戻せない。といったジレンマに陥る状況もありうる。

 こういう事態に陥らないためには、どのようなことを知っておけばよいのだろうか?判断の基準/ポイントは何だろうか?フレッツを中心としたベストエフォート回線に焦点を当てながら、その点を検証してみよう。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

Bizコンパス編集部

Bizコンパス編集部

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter