2016.10.04 Tue

現代の日本でレゴが選ばれる理由

レゴジャパン株式会社 代表取締役 スティーン・ラウガ・コッケンバーグ 氏

 「レゴ(LEGO)社」といえば、組み立てて遊ぶプラスチック製ブロック玩具「レゴ」のメーカーとして、世界的に有名な企業だ。同社の歴史は1916年に創業者オーレ・キアク・クリスチャンセンがデンマークのビルンに開いた木工所から始まる。1932年に玩具の製造を開始し、現在では世界中にレゴの販売を拡大しており、2016年現在、130カ国以上で商品の販売を展開している。

 この2016年には、レゴでは初となる、スマートフォンと連動したキャラクターコンテンツ「レゴ ネックスナイツ」という新シリーズの販売をスタート。さらに2017年4月には、パートナー会社のLEGOLAND Japan社が『LEGO』をテーマとしたアミューズメントパーク「LEGOLAND」を名古屋市に開設する。

 世界的なブランド力を持ちながら、更なる競争力強化にチャレンジするレゴ。その日本法人であるレゴジャパンのカントリーマネージャーを務めるのが、デンマーク出身のスティーン・ラウガ・コッケンバーグだ。

 

北欧のアウトドア少年とレゴとの出会い

 1962年、デンマークの首都・コペンハーゲンで生まれたコッケンバーグは、7歳の頃に地方へと引っ越し、田舎ののどかな土地で育った。デンマークは自転車大国としても有名だが、コッケンバーグも子供の頃から自転車に親しんだ。多くの友人らとともに、田園地帯を自転車で走り回り、気に入った風景があるとカメラに収めた。

 そんなアウトドア少年だったコッケンバーグがレゴのプロダクトで遊びはじめたのは、一般的な子供よりも少し遅い14歳頃のこと。レースカーのセットを親からプレゼントされ、夢中になって組み立てた。完成図と同じものを組み立てた後は、自分なりのアレンジを加え続けて楽しんだ。レゴの持つその自由さに、コッケンバーグは魅了された。

「子供時代にもらったおもちゃというのは、いつ誰からもらったのかよく覚えているものです。私が最初にもらったモデルと同じ製品が、今デンマーク本社にあるレゴミュージアムに飾られています。お客さんを招待した時には、“これは私が初めて遊んだモデルなんだ”といつも自慢しています(笑)」

 やがてデンマーク第三の都市オーデンセにあるオーデンセ大学(現・南デンマーク大学)に進学すると、外国貿易を専攻する。やがて修士課程に進み、大学院に在籍をしながらレゴ本社にて仕事を始める。

「デンマークにおけるレゴは、日本でいうとトヨタのようなポジションで、強いブランド力と確固たる社風で存在感を放っています。自分がそこで働いていると自信を持って言える企業だと、誇りを抱いて入社しました」

 

レゴを離れたことで分かったこと

 レゴへと入社したコッケンバーグは、リサーチ業務や南米を対象としたセールスなどの業務を担当する。しかし、7年間働いた後… 続きを読む

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スティーン・ラウガ・コッケンバーグ
1962年11月3日、デンマーク生まれ、その後オーデンセ大学に進学する(Master of Science)。その後LEGO社にてリサーチやセールス(南米)等を経験し、ケロッグやアディダスなどのヨーロッパ数社に勤務の後、マーケティングやマネジメントを中心にさまざまな経験を積み、再びLEGO社へ入社。アジア担当マーケンティングディレクター、韓国のカントリーマネージャーを歴任し2013年3月よりレゴジャパンにカントリーマネージャーとして着任、現在に至る。

レゴジャパン株式会社について
■ 事業内容ブロックを主とした玩具製品の企画開発および製造販売
■ 設立年月1978年
■ 本社所在地東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ2階
■ 従業員数44名(派遣社員除く)
■ 業種玩具輸入卸売販売(レゴジャパン)
■ ホームページ

http://www.lego.com/ja-jp

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