2016.03.15 Tue

アジアの成長企業TOP500を受賞した地方創生の雄

株式会社デザインワン・ジャパン 代表取締役社長 高畠 靖雄 氏

 地方の経済のシュリンクが止まらない。海外観光客増加という明るい兆しはあるものの、地方では毎日のように小さな商店が姿を消していく。地方創生に効く特効薬はないが、昨年4月に東証マザーズ上場を果たした株式会社デザインワン・ジャパンの代表取締役社長・高畠靖雄の目には、地方の未来を拓く道筋が見えているようだ。

「目指すのは、テクノロジーを活用して地域のお金の流れを高速回転させることです。インターネットを使いこなせないローカル店舗に、操作が容易で集客効果に優れたプラットフォームを提供し、口コミを使って商品・サービスを改善することで、来店客を増やし、売上を上げる。それによって雇用を増やし、働く人の給与を上げ、地域を潤す。この循環を高速回転させれば、地域経済が活性化し、ひいては日本経済の成長につながると、私は信じています」

 

世界一速いコンピュータをつくりたい

 出身は兵庫県高砂市。小さい頃から木材やトンカチ、ノコギリを手に、船や弓矢、ロボットをつくって遊ぶものづくり少年だった。しかも、ただつくるのが好きなだけではない。新たなものを生みだすには、今ある仕組みを徹底的に解明する必要があると考える研究者肌の一面を備えていた。その資質は、高校生でパソコンを手にした頃から顔を出しはじめる。

「高校生のとき、父親がパソコンを買ってきたのですが、それを奪い取って独学でプログラミングをはじめました。昔から電卓が好きでいろいろ計算して遊んでいたのですが、プログラミングを使うとどんな難しい計算もENTERひとつで自動計算できますよね。その自動化が、すごく気持ち良かったんですよ」

 プログラミングを続けるうちに、なぜコンピュータが動くのかを解明したくなり、岡山大学工学部電気電子工学科へ進学した。学生時代には、電磁波を出さない電気回路の設計に取り組む。設計した回路をシミュレータにかけると、その計算に一晩も二晩もかかるのが当たり前の時代だった。「もっと速いコンピュータをつくらなければならない」と考えた高畠は、就職先としてスーパーコンピュータを開発していた富士通を選ぶ。

 希望通りスーパーコンピュータ部門に配属され、世界一のコンピュータ開発に携わったが、二年後、ITバブルの崩壊により事業が縮小された。これを機に、高畠はコンピュータに対する考え方を改めた。… 続きを読む

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高畠 靖雄(タカハタ ヤスオ)
1975年、兵庫県出身。岡山大学大学院工学研究科修了後、富士通へ入社し、スーパーコンピュータの研究開発、CRMソリューションソフト事業に関わる。2005年9月、デザインワン・ジャパン設立し代表取締役社長に就任

株式会社デザインワン・ジャパンについて
■ 事業内容駅周辺の口コミを集めた地域密着情報サイト「エキテン」の企画・運営などのインターネットメディア事業
■ 設立年月2005年9月13日
■ 本社所在地東京都品川区西五反田2-30-4
■ 資本金6億3,985万円
■ ホームページ

http://www.designone.jp/

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