2014.11.18 Tue

世界一のソムリエが勧める、美味しい食事の秘訣とは

ソムリエ 田崎 真也 氏

「世界一のソムリエ」としてテレビや雑誌で活躍する田崎真也。日本でのワインブームの立役者でもある彼の真の目標は、「日本の食生活をより楽しくすること」にある。

 

日本にワインを定着させた「世界一のソムリエ」が目指したこと

 「ソムリエ」と聞いた時、日本人であれば誰もがまず思い浮かべるのがこの男の顔なのではないか。「世界一のソムリエ」という称号とともにテレビや雑誌ですっかりお馴染みの田崎は今、フレンチやイタリアンなど3件のレストランを都内で経営するとともに、ワインスクールを主催。メディアを通じてだけでなく、直接体験できるかたちでワインやチーズの「正統派」の楽しみ方を人々に伝えている。

 ワインスクールの趣旨について田崎はこう説明する。

「ワインは覚えてから楽しむのではなく、楽しみながら覚えるもの、それがコンセプトです。別に堅苦しく考える必要はなく、湯のみで飲むのが好きならば、そのまま楽しんでもいいんですよ」

 世界一のソムリエの言葉としては意外だが、これこそが田崎が日本人に伝えようとし続けてきている「正統派」のワイン、そして食の楽しみ方なのだ。

 現在、庶民的な居酒屋やまちのスーパーにも、当たり前のようにズラリとワインが並んでいる。かつては高級フレンチ店で飲むものというイメージでしかなかったワインが、日本人にとってここまで身近な存在となったのも、田崎の活躍によるところが大きいと言えるだろう。

 しかし、日本でのワインの普及よりもさらに重きを置いて彼が目指し続けて来たのは、「食事の楽しさ」を日本人に知ってもらうことだったのである──。

 

料理をつくるよりも「客へのサービスを」との思いでフレンチの世界へ

 田崎が飲食の仕事の道を歩むきっかけとなったのは、高校時代のアルバイトだった。最初は板前としてスタートしたが、やがて料理をつくるというプロセスよりも、直接客と触れ合いながら料理を提供することの方へとひかれていった。… 続きを読む

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田崎 真也(タサキ シンヤ)

1958年、東京都生まれ。1983年、第3回全国ソムリエ最高技術賞コンクール優勝。1995年には第8回世界最優秀ソムリエコンクールにて日本人で初めて優勝する。1999年にフランス農事功労賞シュヴァリエ受章。フレンチ・和食レストランやワインスクールを開店するほか、ワイン月刊誌も刊行するなど、活動は多岐にわたる。

http://www.tasaki-shinya.com/

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