2014.09.16 Tue

離れていても仕事は回る、Web会議で社長が実践中

株式会社ブイキューブ 代表取締役社長 兼 CEO 間下 直晃 氏

Web会議サービスの有用性を自身が実践中

 あらゆるビジネスの推進に欠かせないのが、人と人とのコミュニケーションだ。特に近年では、市場競争の激化によりビジネスにますますスピードが求められていることから、個々の社員がどこにいようとも、いかにチームで迅速かつ円滑にコミュニケーションをとることができるかが、企業の競争力に直結するようになっている。

 この流れに拍車を掛けたのが、2011年の東日本大震災だ。以降はBCP(事業継続計画)の観点からも、災害発生後に社員同士が自宅やサテライトオフィスなどの遠隔地でコミュニケーションを行いながら業務を進めることができるような環境が強く求められている。

 こうした背景を受けて現在、企業での導入が進んでいるのが、テレビ会議やWeb会議といった、遠隔会議サービスだ。人間の物理的な移動を伴わなくても、同じ部屋で顔を突き合わせているかのようにコミュニケーションが行える遠隔会議サービスは、移動コストや移動時間の削減にもつながることから急速に普及しつつある。

 そんな遠隔会議サービスの市場にあって、国内で目覚ましい勢いでの成長を見せているのがブイキューブ。Web会議サービスをはじめ、離れた場所同士を映像や音声で結び、これまで人が移動して会わなければできなかったコミュニケーションを実現する「ビジュアルコミュニケーションサービス」を提供する同社は、1998年設立という比較的新興の企業ではあるが、2000年代に急成長。昨年12月には東証マザーズへの上場も果たした。

 社長の間下は、ブイキューブの提供するビジュアルコミュニケーションサービスについて「日本人が大切にする『会う』コミュニケーションをオンライン上で再現しています。離れていても、まるでその場に居るかのようなコミュニケーションを可能としているのです」と胸を張る。実は間下自身が、ブイキューブのビジュアルコミュニケーションサービスを日々使用し、自身の活動に役立てているのだ。

 間下は東証マザーズ上場のおよそ1年前よりシンガポールを主な拠点として活動しており、日本にいるのは年間で100日ほどしかない。日本での滞在期間や帰国サイクルも不定期だ。このような状況であっても、日本国内での業務にまったく支障は生じていないのだという。

「新規上場に向け準備を進めている会社の社長が日本から出て行ってしまうというのは前例のないケースらしく、周囲からはとても驚かれ、また心配もされました。しかし、日頃のコミュニケーションさえちゃんとやっていれば、会社はうまくまわるんです。なんだかんだで毎日3時間ぐらいはWeb会議で、各国のオフィスとコミュニケーションをとっていますね」

 

なぜホームページ製作会社がWeb会議サービスを作ったのか

 ブイキューブは、間下が学生時代に企業のWebサイト制作の仕事を始めたことに端を発する。まだ企業のWebサイトが勃興期であった1990年代後半、… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

間下 直晃(マシタ ナオアキ)

1977年、東京生まれ。慶応義塾大学理工学部を卒業後、同大学院に進み、2002年03月理工学研究科開放環境科学専攻を修了。大学在学中に有限会社ブイキューブインターネット(現:株式会社ブイキューブ)を設立、代表取締役社長に就任。その後、本業をビジュアルコミュニケーション事業へ転換し、2008年より7年連続でWeb会議市場の国内シェア1位を獲得。2013年1月より活動拠点をシンガポールに移し、グローバル展開を進める。2013年12月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場。経済同友会幹事。

株式会社ブイキューブについて
■ 事業内容企業や官公庁、教育機関に向けたビジュアルコミュニケーションサービスの企画、開発、提供、運用、保守
■ 設立年月1998年10月(創業)
■ 本社所在地東京都目黒区
■ 資本金1,847,435,800円(2014年6月末現在)
■ 従業員数約300名(連結/2014年6月末現在)
■ 業種IT
■ ホームページ

http://jp.vcube.com

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter