2014.08.19 Tue

地図のプロが情熱を燃やす安心・安全なまちづくり

国際航業株式会社 代表取締役社長 土方 聡 氏

文系学生が理系の企業に入った理由

 1947年の創業時より社会インフラの整備・構築を事業としている国際航業。その柱となるのが、「地理空間情報技術」に基づくコンサルティングだ。

 具体的には、防災・減災のためのコンサルティング、インフラ・アセット整備の支援、都市計画や防災計画の立案サポート、自然環境の調査や地域の特性を生かした再生可能エネルギーの提案などを行政に対して行っている。これら4つの事業を大きな柱とし、さらに一般企業向けにも地理空間情報技術を生かしたコンテンツの企画・開発、マーケティング支援などを行っている。

 そんな同社を率いるのが代表取締役社長の土方聡だ。土方は、東海大学海洋学部海洋資源学科を卒業し、1985年に国際航業に入社。以来、国際航業一筋で社会インフラの整備に貢献している。高校時代は生物学に関心が強かったというが、当時発行されていた『科学朝日』を読んで海洋資源に強い関心を抱いたのだという。

「実は文科系の学生だったのですが、理科系に進んで海や資源の世界を学んでみたいと思っていました。東京を離れ、自立して広い世界を知りたいという思いもあり、静岡にある東海大学海洋学部に進んだのです」と土方は当時を振り返る。大学時代は恩師であった教授の影響を強く受け、海洋調査の実習では海の上でしか体験できないチームワークを学んだ。

 大学卒業後の進路については、当時商社への就職に関心があったそうだが、恩師の一言で進む道が決まったのだという。

「『もっと勉強しろ。仕事でも専門分野を追求するべきだ』との言葉をいただき、当時国際航業が水産庁から受けていた海洋調査の仕事にインターンとして同行しました。それは船上で仕事が完遂できるかを試される一種のテストのようなもので、船酔いしながらの仕事は大変でしたが、この分野を追求してみたいという強いモチベーションになりました」

 

“次世代につなぐ仕事に携わる”というプライドを背負う

 こうして国際航業に入社した土方は、海洋調査の現場でキャリアをスタートさせ、その後関西国際空港の建設予定地の海底調査や、港湾の設計・デザインなど、新規の開発に関わった。それ以外にも、沿岸部の防災計画の策定や、沿岸防災設備の設計・デザインなど、既存の土地を“守る”という観点の開発も行ってきた。… 続きを読む

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土方 聡(ヒジカタ サトシ)

1962年、東京都生まれ。1985年東海大学海洋学部を卒業し、国際航業に入社。防災事業本部長、コンサルタント事業本部長を経て2009年7月、KOKUSAI EUROPE GmbH(国際ヨーロッパ)Managing Directorとしてドイツへ渡る。2012年5月に帰国後、東日本事業本部副本部長に就任。2013年5月代表取締役社長に就任、現在に至る。

国際航業株式会社について
■ 事業内容空間情報コンサルティング(空間情報技術サービス、建設コンサルタントサービス)、RE(Renewable Energy)関連事業、防災関連事業、環境保全事業、マーケティングおよび位置情報サービス、その他
■ 設立年月1947年9月12日
■ 本社所在地東京都千代田区六番町2番地
■ 資本金167億2,900万円
■ 従業員数1,237名(2013年9月1日現在)
■ ホームページ

http://www.kkc.co.jp/index.html

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