2014.07.29 Tue

ユニクロで学んだ企業経営の鍵、すべては現場にあり

株式会社リヴァンプ 代表取締役社長 兼 CEO 澤田 貴司 氏

人材を送り込み現場で事業支援を行うビジネスはなぜ生まれたのか

 コンサルティングのみならず、さまざまな事業に出資・直接参画し、クライアント企業に人材を送り込み、そこの人々と共に働きながら事業支援を行うことで、現場から組織を変えていく――ほかにはあまり類を見ないビジネスを実践する会社、それがリヴァンプだ。「会社を芯から元気にしていく」という理念のもと、初の再建案件であるロッテリアを皮切りに、経営が低迷していた企業の再建を数多く成功。さらに、ロッテと共同でクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンを設立するなど新規事業にも力を入れている。

 その独特のビジネスモデルについて、社長の澤田は「コンサルティングでもファンドでも事業会社でもない、当社のようなモデルはこれまであまりなかったものです。非常に苦労も多い仕事で、体力も気力もそして資金力も必要ですが、クライアントの成長が実感できた時は本当に嬉しいですね」と語る。

 だが澤田自身には、もともと経営者になりたいという願望はあまりなかった。大学卒業後は伊藤忠商事に就職、世界中を飛び回りながら化学品営業や流通プロジェクトに従事。イトーヨーカ堂と米国セブンイレブンプロジェクトに参画し、米国セブンイレブン買収に携わった。その中で、商社は自社の小売業プラットフォームを持たないことには商社が関わる消費財ビジネスの未来はないという強い思いを抱くようになっていった。

「ただ“メーカーと小売業の間に入る”だけでは商社の将来はないというのが持論でした。小売のインフラをつくるには、どこかを買収するか自分たちで新たに構築するしかないと社内で訴えたのですが、なかなか理解してもらえなかったですね。皆を説得する能力が自分にはなかったのだと思います」

 

ユニクロ・柳井氏に学んだこと

 それならば外に出よう!小売業のインフラをつくるために、まず現場にでて勉強しなければ──澤田は伊藤忠商事を退職し、未来の小売業経営者を夢見てまずは店長候補として入社できる新天地を目指した。

 さまざまな企業をまわるなかで出会ったのが、ファーストリテイリング(ユニクロ)の経営者である柳井正だったのだ。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

澤田 貴司(サワダ タカシ)

1957年、石川県生まれ。1981年に上智大学を卒業、伊藤忠商事株式会社に入社。1997年ファーストリテイリング入社、常務商品本部長を経て、翌年副社長に就任、営業部署の責任者としてユニクロの急成長に貢献。2003年株式会社キアコン設立。2005年株式会社リヴァンプ設立、代表取締役社長兼CEOに就任、現在に至る。

株式会社リヴァンプについて
■ 事業内容経営受託・経営人材の組成と派遣業務、海外ビジネスコンセプトの日本展開
■ 設立年月2005年9月
■ 本社所在地東京都港区北青山2-12-16 北青山吉川ビル3F
■ 資本金1,075百万円
■ ホームページ

http://www.revamp.co.jp/

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter