2014.07.01 Tue

成り上がり魂で実現した美容室の新しい経営モデル

株式会社アースホールディングス 代表取締役 國分 利治 氏

フランチャイズ制で経営者の寿命をのばす

 一見すると経営者というよりもサーファーかミュージシャンといった風貌のお洒落な男性──それがアースホールディングスの社長、國分利治だ。実際に、長年の趣味はサーフィンであり、多忙な合間にハワイで波に乗ることが楽しみでもあるという。年齢的には50も後半に差しかかっているものの、それをまったく感じさせない國分の若くエネルギッシュな感性こそが、ファッション業界のど真ん中で約3,000人の美容室スタッフ、そして63人の美容室オーナーを率いるには欠くことのできない要素となっているのかもしれない。

 アースホールディングスは現在、全国で223店舗を展開しているヘアサロン「Hair&Make EARTH」を運営するほか、オリジナルのシャンプー&トリートメント等の販売、美容室経営に関するコンサルティング業、トリマーサロンやカフェの運営などを手がける。

 アースが他のヘアサロンと大きく異なる点は、数十席規模の大型サロンをフランチャイズオーナー制で運営していることにある。

 フランチャイズ方式にこだわる理由について國分はこう説明する。「まず1つは、私自身がずっと一人ですべての美容室を直接経営していくのは、体力的にも感性の面でも厳しいだろうというのがありました。ファッション業界なので、常に感覚が研ぎ澄まれている必要があるのですが、年齢とともにそれが鈍ってくるのではという不安があったんです。そしてもう1つは、うちで働いてもらう美容師のキャリアを考えた結果です」

 実は美容師としての“旬”な年齢はおおよそ決まっていて、それは25歳から45歳ぐらいまでだという。顧客の上下10歳ぐらいまでが美容師として利用客を満足させる理想的な年齢なのだ。旬を過ぎたら店長として雇うという手もあるが、元々独立志向が強い業界でもあり、自ら出店すべく出て行ってしまうことが多い。また独立したとしても、個人経営では店舗展開にしても続けられる年数にしても限界がある。30歳で独立したとして、うまくいって40歳ぐらいで3店舗ほどまで増やすことができても、今度はそこをピークに下り坂になってしまうといったパターンがほとんどなのだ。… 続きを読む

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國分 利治(コクブン トシハル)

1958年、福島県生まれ。高校を卒業後、地元の縫製工場に入社。20歳を前に上京し、美容院に就職。店長や店舗を管理するマネージャーを経て、30歳で独立、東京葛飾区に「EARTH」1号店をオープンする。趣味はサーフィン、スノーボード、ガーデニングなど。著書に『成功を引き寄せる地道力』(扶桑社)、出演DVDに『地道力』(TSUTAYAビジネスカレッジ)など。

株式会社アースホールディングスについて
■ 事業内容事業内容: 美容業、美容経営に関するコンサルタント業、美容業に関する物品の仕入れ・販売、不動産賃貸業、飲食店業、ペットショップの経営・ペット用品の販売・ペット美容、生命保険の募集に関する業務
■ 設立年月2007年6月
■ 本社所在地東京都渋谷区渋谷2丁目1-1 青山ファーストビル7F
■ 資本金5,200万円
■ 従業員数連結:2,866名、単体:52名
■ 業種美容・理容・エステ
■ ホームページ

http://hairmake-earth.com/index.html

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